また隣国TCRドイツを主戦場に、同アジア・シリーズや、オフシーズンにはウインターリーグ制のTCRミドルイーストなどで戦ってきた古豪チーム・エングストラーが、これまで長年にわたりパートナーとして戦ってきたフォルクスワーゲン陣営を離脱し、新たにヒュンダイとのカスタマー契約を締結したとアナウンスした。
TCRドイツの次戦ニュルブルクリンクから早速適用されるこの新たなパートナーシップにより、チーム・エングストラーは最新のヒュンダイi30 N TCRを2台投入。
チームのエントリー名も”ヒュンダイ・チーム・エングストラー”とし、2019年にはその他のシリーズでも、全面的にヒュンダイのバックアップを受ける予定だという。
今季もリキモリ・チーム・エングストラーとしてフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRをドライブしてきたルカ・エングストラーとテオ・クワコウのふたりは、シーズン中でのマシンスイッチとなり、とくにランキング3位につけているルカにとっては「タイトル獲得に向けての大きな後押しになるだろう」と、チーム代表でありルカの父親でもあるフランツ・エングストラーも期待を寄せている。
ヒュンダイ・モーター・ドイチェランドGmbHのマネジングディレクターを務めるマルクス・シュリックも「TCRドイツは、ヒュンダイ・モータースポーツにとって論理的な次のステップだ」と、意気込みを語っている。
「ここ数年、我々はドイツ国内のモータースポーツに積極的なコミットメントを展開し、ノルドシュライフェのニュルブルクリンク24時間レースやVLNにも参戦してきた。ヒュンダイi30 Nを高性能モデルとして顧客にアピールすべく、チーム・エングストラーのような経験と実力を兼ね備えたパートナーとタッグを組めることを光栄に思っている」