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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.08.31 16:13
更新日: 2016.08.31 16:14

GP3:福住、予選のアタックミスが響いた決勝レース。課題はメンタルの強さ

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海外レース他 | GP3:福住、予選のアタックミスが響いた決勝レース。課題はメンタルの強さ

 GP3の第6ラウンドの舞台スパ・フランコルシャンは、福住仁嶺にとって全くの初体験だった。金曜フリー走行で良い感触を掴んでいたものの、土曜朝の予選では肝心の2セット目でアタックミスが目立ち、土曜午後のレース1は11番グリッドからスタートすることに。これが不運の始まりだった。 

 レース1のスタート直後、ターン1の立ち上がりで2番グリッドから出遅れたジェイク・ヒューズにマシュー・パリィとアルジュン・マイニが追突。それを避けようと後方でも混乱し、福住はそこに巻き込まれてしまった。

「クラッシュを避けようとみんながアウトへ寄ってきてゴチャゴチャっとなっているのは見えていたので、僕もアウト側へいって避けようとしたんですけど、それに巻き込まれてしまったという感じです。そこにいたからぶつかってしまったと言われればそれまでだし、予選でミスして11番グリッドになっていなければ良かったんですけど……」

 福住のマシンは、インにいた他のマシンに右リアが乗り上げ、サスペンションが折れてしまった。なんとかピットまで戻ったが修復は不可能だった。福住は走行経験の少ないサーキットだけに1周でも多くは走りかったが、それすら叶わず大きく肩を落とした。

GP3第6戦ベルギー 決勝レース1スタート
GP3第6戦ベルギー 決勝レース1スタート

「直せる可能性があればと思ってなんとかピットまで戻ったんですけど、もう直せるような状態ではなかったですね。今シーズンここまでの中で一番ガッカリなレースでした」

 レースはポールから好スタートを決めたシャルル・ルクレールが制し、予選13位のジェイク・デニスが激しい追い上げで2位、予選3位のニック・デ・ブリスが3位となった。ART勢の中では選手権を争うアレクサンダー・アルボンだけがペースが振るわず9位に終わり、ジュリアーノ・アレジが10位でGP3初入賞を果たした。


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