11位でフィニッシュしたもののタイム加算で最終結果は16位。
速さは見せたレース2だったが、福住自身はこの週末の内容に満足していない。
「ホッケンハイムからレースペースはすごく良いと思うし、あとは予選を良くしてレース1から今日みたいなレースをすれば、良くなってくると思います。課題は予選ですね……」
レースはルノー育成のジャック・エイトケンが初優勝、フェラーリ育成のアントニオ・フォッコが2位でランキング2位へ浮上、ハース育成のサンティノ・フェルッチが3位となった。ランキング首位のルクレールは最終周の最終シケインでミスして6位に後退してチェッカードフラッグを受け、ランキング2位だったアルボンは10位で無得点に終わってしまった。ART勢にとってはGP2と同じくGP3でも苦戦のスパ・フランコルシャンとなった。
今後のレースに向けて、福住は予選でのメンタルの強さが課題だという。
「このタイヤは1周しか保たないんで、その1周をきちんとまとめる集中力、メンタルが大切なんですけど、自分はそこがまだまだだと思います。それと、予選のコンディションでの限界をいかに早く感じ取ってそこまで引き出すか。自分がこのくらいが限界だろうと思ったところが、周りのドライバーは全然上をいっていたりするので、自分が思った限界というのはまだまだなんだなとも思います」
今季も残すところ3ラウンド。まだまだ未経験のサーキットが多い欧州初年度の福住だけに、来季に繋がる経験を磨いてもらいたい。