更新日: 2018.11.18 18:20
マカオFIA F3ワールドカップで大クラッシュ発生。レースは赤旗中断【追記】
第65回マカオグランプリは、11月18日に決勝レースがスタートしたが、レースは5周目にリスボア・ベンドで大きなクラッシュが発生。赤旗中断となっている。
ダニエル・ティクトゥム(モトパーク・アカデミー)がリードして序盤戦が展開された今季のマカオGPだが、4周目に戦慄のクラッシュが発生した。リスボア・ベンドで、女性ドライバーであるソフィア・フローシュ(ファン・アメルスフールト・レーシング)のマシンがキャッチフェンスを突き破り、ガードレール状になっているアウト側のカメラマン台にクラッシュしてしまったのだ。
観客席からの映像がSNS上にアップされているが、フローシュの後方でジョウ・グァンユー(SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ)と競り合っていた、大湯都史樹(戸田レーシング)がその状況を目撃していた。
「目の前でしたね」という大湯の話を総合すると、グァンユーの前で、ユアン・ダルバラ(カーリン)とフローシュが競り合っていたが、前方でイエローフラッグが出ていたようで、ダルバラが減速。ダルバラの右リヤタイヤとフローシュの左フロントがヒットしてしまい、乗り上げるかたちでコントロールを失ったフローシュが、後ろ向きにコースのアウト側に猛烈な速さでクラッシュしていったという状況のようだ。
フローシュのマシンは、前を走っていた坪井翔(トムス)のマシンにヒットしながらフェンスを突き破っており、ヒットされた坪井はリスボア・ベンドのアウト側にクラッシュしてしまった。
このクラッシュにより、レースは即座に赤旗中断。なお、ピット周辺では、16時45分時点でフローシュは救出され、病院に搬送されているという情報がある。またオフィシャル、そして屋根が飛ぶほどの衝撃となったカメラマン台にいた、日本人フォトグラファー1名を含む2名のフォトグラファーが搬送されているが、カメラマンは大きな怪我はしていないという情報が入っている。また、坪井も病院で検査を受けているようで、まだピットには戻っていない。
レースは16時53分に再開された。
++++現地時間17時09分追記++++
メディアセンターにて、下記のアナウンスが主催者から出された。
リスボア・ベンドで起きたアクシデントにより、5名が負傷した。全員が意識があり、病院に搬送され治療を受けている。搬送されたのは、2名のドライバー、2名のフォトグラファー、1名のマーシャル
追加情報があり次第、可能な限り早くお届けする