BTCCイギリス・ツーリングカー選手権で長年チームメイトを務め、公私ともにベストパートナーとしてシリーズで数々の伝説を築いてきたマット・ニール、ゴードン・シェドンの黄金タッグが復活。2019年2月にオーストラリアのマウント・パノラマで開催されるバサースト12時間耐久レースにアウディR8 LMSで参戦することが発表された。
ニールとシェドンは、言わずと知れたBTCCの名門チームでありホンダのファクトリーチームとして数々の実績を残してきたチーム・ダイナミクスで8年間ともに戦い、2011年から2016年の間にはホンダ・シビックを4度のチャンピオンマシンに導き、ともに3度のドライバーズチャンピオンを獲得してきた。
しかしシェドンが2017年シーズン終了後にチームを去り、アウディ陣営のチームWRTに移籍。新天地WTCR世界ツーリングカー・カップにスイッチし、アウディRS3 LMSで戦うことを決断したことで、この黄金タッグは多くのファンに惜しまれながら解散する形となっていた。
そのシェドンはアウディスポーツのファクトリー契約ドライバーとなったWTCR初年度に1勝を挙げランキング13位に。一方のニールは、シェドンが去った2018年には新たなミッションに取り組み、チーム・ダイナミクスがBTCCに投入した新型FK8シビック・タイプRの開発を進めながらシリーズを戦い、ドライバーズランキング9位に終わっている。
そのふたりが2月第1週の週末にオーストラリアで再び手を組み、同じくイギリス人のピート・ストーリーとトリオを組み、アウディスポーツ・チームMPCのGT3マシン、アウディR8 LMSでプロ-アマ・クラスにエントリーすることが決まった。