WTCR：13チーム26名の2019年エントリー発表。「過去10年をふり返っても史上最高のラインアップ」

　4月5～7日に、モロッコ・マラケシュで2019年シーズンが開幕するWTCR世界ツーリングカー・カップの年間エントリーが発表され、13チーム、26名が名を連ねた。

　WTCC世界ツーリングカー選手権とTCRが融合する形で誕生したWTCRは、2019年でシリーズ開催2年目を迎える。

　2019年シーズンは4月5～7日の第1戦マラケシュから12月13～15日の最終戦マレーシアまで全10大会で構成。例年最終ラウンドを務めていたマカオ戦は11月14～17日に第9戦として行われるほか、日本ラウンドは10月25～27日に鈴鹿サーキットで第8戦として行われる。

　3月28日に発表された年間エントリーでは13チーム、26名がフル参戦を予定。またコース状況によるとしつつも、最大6枠のワイルドカードも用意された。

　ドライバー面では2018年王者のガブリエル・タルキーニ（ヒュンダイi30 N TCR）をはじめ、アウグスト・ファーフス（ヒュンダイi30 N TCR）や、テッド・ビョーク（Lynk＆Co 03 TCR）、トム・コロネル（クプラTCR）、ティアゴ・モンテイロ（ホンダ・シビック・タイプR TCR）といった面々が顔を揃えている。

　マシン面では中国の吉利汽車傘下であるLynk＆Coが開発したLynk＆Co 03 TCRがシリーズに初登場。WTCCでボルボのポールスターとタッグを組んでいたシアン・レーシングと提携して参戦を果たす。

　WTCRをプロモートするユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロは「バラエティ豊かなマシン、さまざまなレベルのカスタマーチーム、多くのチャンピオン経験者、幅広い年齢層のドライバーたちがそろったことで、WTCRは（世界各地で行われているTCRシリーズの）頂点にふさわしいものになった」とコメントしている。

「WTCRの2019スーパーグリッドは2018年シーズンはもちろん、過去10年間をふり返っても、世界的ツーリングカーレースで史上最高のラインアップだと思っている」

「今シーズンの30レースすべてで、予選は1秒以内に20台が入るようなバトルになると確信している。そんな激闘を勝ち抜いて12月15日（最終戦の）マレーシアでチャンピオンが誕生するのだ」

■2019WTCRシーズンエントリーリスト（3月28日時点）