MotoGPのスターライダーとして普段はドゥカティを操るアンドレア・ドビツィオーゾが、2019年DTMドイツ・ツーリングカー選手権第3戦へのゲスト参戦に向け、イタリア・ミサノでアウディRS5 DTMのテストを実施。その講師としてアウディはマティアス・エクストロームを招聘し、ドビツィオーゾ豪華なマンツーマン指導のもと初のツーリングカードライブを経験した。
5月初旬にDTMへのゲスト参戦が明らかになったドビツィオーゾは、6月開催となる第3戦イタリアにチームWRTのピエトロ・フィッティパルディの代打として参戦。同じ週末に開催されるF1カナダGPでリザーブドライバーの役目を果たすべくパドックに帯同するブラジル出身の元F1王者の息子に代わって、現役MotoGPスターがアウディRS5 DTMのステアリングを握ることとなった。
2018年MotoGPクラスでランキング2位を記録したドビツィオーゾは、その年末にドイツ・ノイベルグにあるアウディスポーツのコンピテンス・センターを訪れRS5 DTMを経験。今回のテストはそれ以来のシートであり、初の本格的テスト走行ということになる。
今回のテストに向けてもアウディスポーツのシミュレーター設備での予習を経て、5月中旬にMotoGPの英雄マルコ・シモンチェリの名を冠したサーキットであるミサノへ。
テストでは、アウディで2度のDTM王者に輝き2019年開幕戦ホッケンハイムで引退レースを戦ったマティアス・エクストロームをドライビングコーチに招き、デビュー戦の舞台で約1日半の走り込みを行った。