2016年、1シーズンの新記録となる12人の勝者が誕生する記録的な激戦となったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。その最終戦となるブランズハッチ・ラウンドが10月最初の週末に開催され、ディフェンディングチャンピオンであるチーム・ダイナミクスのホンダ・シビック・タイプRをドライブするゴードン・シェドンが大逆転でシリーズ2連覇を飾った。
選手権上位8名に王者の可能性を残したまま迎えた最終戦。これまでシーズン後半戦をポイント首位で引っ張ってきたBMW125i Mスポーツ、ウェスト・サリー・レーシングのサム・トルドフは、土曜の予選からウエイトにも苦しめられ10番手がやっと。その予選で速さを見せたのが、同じFRマシンであるシルバーライン・スバルBMRレーシングのレヴォーグをドライブするコリン・ターキントンだ。
オープニングのレース1で優勝、レース2もチームメイトのジェイソン・プラトを引き連れてのワン・ツーフィニッシュで連勝し、自身3度目の王座に向け大きく可能性を手繰り寄せると、「この週末を迎える前には信じられない結果だ。ここで2回も勝てるなんて思ってもみなかった。75kgのウエイトはきつかったし、ジェイソンのすぐ背後にゴードンのシビックが迫ってきていたのがハッキリ見えていた。次のレースでも、やれるだけのことはやってみるよ」と、最後のレース3に望みをつないだ。
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