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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.02.09 07:09
更新日: 2020.02.07 21:12

豪州SC:2020年シーズンラウンチ開催。ジェームス・コートニーの新チームはコカ・コーラが支援

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海外レース他 | 豪州SC:2020年シーズンラウンチ開催。ジェームス・コートニーの新チームはコカ・コーラが支援

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの2020年シーズンラウンチが、2月5日にシドニーのハーバーブリッジ・サイドで開催され、ジェームス・コートニーをエースに据えた新チームがアンベイル。アジア太平洋地域を担当するコカ・コーラ・アマティル社をメインスポンサーに迎え、レッド一色におなじみのロゴが入ったホールデン・コモドアZBが披露された。

 2010年のVASCシリーズチャンピオンであり、日本のスーパーGTを戦った経験もあるコートニーは、長年在籍したウォーキンショー・レーシング(現WAUウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド)からの移籍を決断。2020年はゴールドコーストからシドニーへと拠点を移したテクノ・オートスポーツ改め“チーム・シドニー”でリードドライバーに就任する。

 シドニーで生まれ育った39歳のコートニーは、15年ぶりにオーストラリア最大都市に拠点を置くVASCチーム誕生を喜ぶとともに、ホールデンのホモロゲーション認証担当ファクトリーチーム、トリプルエイト・レースエンジニアリングが製作したカスタマー車両で「ワークスを打ちのめす準備はできている」と意気込みを語った。

「僕はすでに西シドニーの新ファクトリーで、クルーのみんなと密接に働き始めている。2010年にDJRに所属し、ジェイミー・ウインカップを破ってタイトルを獲ったときも、彼らの製作したホールデンに乗っていた。このマシンの構成は、そのチャンピオン獲得時の条件と本当に近いものがある」と手応えを語ったコートニー。

「代表のジョン(ジョナサン・ウェブ)も僕もシドニー西部の出身で、この街にふたたびレースの興奮をもたらしたいと燃えているんだ。カスタマープログラムとはいえ、マシンはファクトリースペックと同一で、コカ・コーラも支援してくれる。このマシンでレッドブル(・レーシング・オーストラリア=トリプルエイト)を打ち負かせたら最高だろう?」

 一方、開幕戦アデレード500の直後にシドニーの新ファクトリー本格稼働を予定する代表のウェブも「シーズンに向け最適なロジスティックが組めた」と自信をみせている。

「現在、僕たちはまだゴールドコーストの拠点をベースに動いているが、開幕戦に向けアデレードに出発し、レースを終えたらそのままシドニーの住人になる。マシンの製作、機材の移設、チームメンバーの移動など、すべてを一挙に行うのではなく無理の生じない行程を選択した。とても理にかなったストラテジーが組めたよ」

シドニーには連覇達成の王者スコット・マクローリンを始め、7冠王者ジェイミー・ウインカップやフォードへスイッチするリック・ケリーら、主要ドライバーが集まった
アジア太平洋地域を担当するコカ・コーラ・アマティル社をメインスポンサーに迎え、レッド一色におなじみのロゴが入ったホールデン・コモドアZBが披露された
日本時代はトムスでGTを戦った2010年VASCチャンピオンのジェームス・コートニー


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