レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.06.04 23:35

女性フォーミュラのWシリーズ、2020年はレースを開催せず。2021年へ労力を集中

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 女性フォーミュラのWシリーズ、2020年はレースを開催せず。2021年へ労力を集中

 2019年からDTMドイツ・ツーリングカー選手権のサポートとしてスタートした女性のみのフォーミュラカーレース、Wシリーズは6月4日にプレスリリースを発行し、2021年までレースを行わないことを発表した。

 Wシリーズは、2019年からスタートしたフォーミュラカーレース。DTMのサポートレースとして世界各国から集まった女性ドライバーのみで争われ、日本からも小山美姫が参戦した。2020年は新型コロナウイルスの影響により、『Eスポーツリーグ』と題したバーチャルレースを開催するが、そんななかシリーズは、2020年は実際のレースを開催しないことを発表した。

 この決定はFIA国際自動車連盟、F1、DTM、シリーズのパートナー、サプライヤーとの協議の末に決まったもの。ただし、今後は労力を2021年の開催に向け集中させ、すでに2021年は今季予定していたF1アメリカGP、F1メキシコGPのサポートレースとしての開催が決まっている。

「2019年の最初のシーズンが大成功に終わった後、2021年までレースを開催しないという決断は、簡単なものではありませんでした」と語るのは、WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミューア。

「しかし、すでに2021年のカレンダーに取り組んでおり、2021年にアメリカGPとメキシコGPのサポートレースとしてフィーチャーされることをうれしく思っています。2020年の計画の不確実性のなか、これを終わらせるという非常に困難な決断を下したいま、我々はエネルギーを2021年に明確に集中させ、これまで以上に大きな、より良いプログラムを作っていきます」

 また今回の決定に対して、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは「Wシリーズはモータースポーツの世界に信じられないほどの影響を与えており、今年F1のサポートとして加わったことをうれしく思っていた。それだけに、イベントが行われないことは大きな失望だ。しかし、復活する2021年のエキサイティングなエースを楽しみにしている」とコメントを残した。


関連のニュース