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投稿日: 2020.08.16 00:53
更新日: 2020.08.16 10:08

【速報】松下信治が17台抜きで今季初優勝/FIA-F2第6戦スペイン レース1


海外レース他 | 【速報】松下信治が17台抜きで今季初優勝/FIA-F2第6戦スペイン レース1

 8月15日(土)、2020年FIA-F2第6戦スペインのフィーチャーレース(決勝レース1)がバルセロナ・カタロニアサーキットで開催され、松下信治(MPモータースポーツ)が今シーズン初優勝を飾った。

 例年の5月から8月へと開催時期が変わったスペインラウンドは、例によって非常に暑いコンディション。気温31.4度、路面温度47.1度、快晴のドライ路面。規定周回数は37周、タイヤ交換を行う1回のピットインが義務付けられており、このレースではソフトタイヤとハードタイヤが選択されいてる。

 ポールスタートはカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、2番手にロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、セカンドロウは3番手に周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、4番手にフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)がつける。

 日本勢は、前戦イギリスのスプリントレースで初優勝した角田が6番手、佐藤が16番手、松下は18番手からのスタート。

 上位4台はソフトタイヤを装着し、日本時間の23時45分にレースは始まった。

 シュワルツマンが好スタートを切りトップに浮上。アイロットが2番手にドロップするも上位3台はスリーワイドのまま1コーナーに突入、幸いにも接触なく2コーナーへ進んでいく。

 一方、後方ではマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)が右コーナーで左側タイヤをグラベルに乗せてしまいそのままコースオフしグラベル深くにマシンをストップ。これでアームストロングはマシンを降り、マシン回収のために1周目からSC(セーフティカー)が導入された。

 レースは3周目に再開され、シュワルツマンを先頭にアイロット、5番手スタートのミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)、周の順に0.7秒前後の等間隔で1コーナーを通過していく。

 シュワルツマンが好ペースで徐々に後方との差を開きながらラップを重ねるなか、6周目の1コーナーで角田がジャック・エイトケン(カンポス・レーシング)の外側にマシンを並べオーバーテイク。6番手に浮上した。

 その角田は直後の7周目にピットインしハードタイヤに交換。高温のなかタイヤを労わりながらレースを進めることとなる。

「3周後にピットイン」とチームから指示が出ていたシュワルツマンだがタイヤに苦しんでいるようで、8周目にはアイロットにあっさりと交わされて2番手に後退。周を連れてたまらずピットインした。

 さらに首位を走るアイロットもその翌周、9周目を完了したタイミングでピットイン。見た目上のトップはハードタイヤでスタートしたシューマッハーとなる。

 レースが約3分の1を過ぎた13周目の時点で実質トップのアイロットは暫定10番手、その1.5秒後方にシュワルツマン、その5秒後方にドルゴビッチと周、さらに5秒後方に角田が控える。

 アイロットはファステストラップを刻みながら着々と順位を上げ、15周目には7番手まで順位を挽回。一方で角田はタイヤをセーブしているのかアイロットよりも1秒前後遅いペースで周回を重ねる展開となった。

 見た目の上位勢とアイロットの差が急激に縮まり始めたのは17周目あたりから。ハードタイヤスタート勢のペースが鈍り始め、18周目突入時点で首位シューマッハーとアイロットの差が20秒を下回る。シューマッハーよりも1周4秒近く速いペースで周回を重ねるアイロットは21周目に4番手まで挽回し首位との差を9.8秒とした。

 22周目にはシューマッハー、暫定2番手のニキータ・マゼピン(ハイテックGP)、3番手のダニエル・ティクトゥム(ダムス)が無線でタイヤが厳しいと悲痛な叫びを上げる。そしてシューマッハーは23周目を完了したタイミングでピットイン。そのホームストレート上ではアイロットがマゼピンを捉えトップに返り咲いた。

 ソフトタイヤへ交換したシューマッハーは13番手でコースに復帰。その直後ショーン・ゲラエル(ダムス)がジュリアーノ・アレジ(BWT HWAレースラボ)に接触。アレジがコース上にマシンを止めてしまいこのレース2度目のSCランとなる。

 このタイミングでアイロットやシュワルツマンら上位勢が軒並み2度目のピットインを敢行。ステイアウトを選択した角田がトップに立ち、2番手にはタイヤがフレッシュになったアイロット。

 そして3番手につけるのが18番手スタートだった松下だ。ハードタイヤでスタートした松下はタイヤを労わりながら走り、シューマッハーらがタイヤ交換をするなかペースを維持し周回を重ね、SCのタイミングでピットイン。3番手でコースへ復帰、チャンスを最大限に活かす形となった。

 マシン回収が終わり29周目からレースは角田を先頭に、アイロット、松下、マゼピン、シュワルツマンの順で再開した。

 角田はアイロットの猛攻を懸命にディフェンスを試み、なんとか首位をキープ。その様子を前で見ていた松下は30周目にアイロットとサイドバイサイドになりながらパスし2番手へ浮上。日本人ドライバーがワン・ツーとなる。さらに順位を落としたアイロットの隙を、マゼピンを交わしてきたシュワルツマンが突き3番手に浮上する。

 32周目に入った1コーナーで松下が角田を捉え首位へ浮上。さらにシュワルツマンも角田を捉え、角田は3番手にドロップ。一方、後方ではニッサニーがコースアウトしバリアにクラッシュ。3度目のSCが導入された。

 この時点でレースは57分を経過。レースのリミット時間となる60分が刻一刻と迫る。

 レースはSC解除後にラスト1周勝負となって再開。角田は必死に順位を守が、タイヤが苦しく順位をドロップし4位フィニッシュ。一方の松下はこのまま逃げ切り今シーズン初優勝を飾った。


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