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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.08.27 15:33
更新日: 2020.08.27 15:34

WTCR:ロメオ・フェラーリ、2020年フル参戦プログラムを確定。ベルネイの1台体制で参戦へ

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海外レース他 | WTCR:ロメオ・フェラーリ、2020年フル参戦プログラムを確定。ベルネイの1台体制で参戦へ

 WTCR世界ツーリングカー・カップで、自社開発のアルファロメオを走らせてきたイタリアのロメオ・フェラーリ(Romeo Ferraris)とチーム・ミュルザンヌ(Team Mulsanne)は、2020年のWTCRシーズンに向け急きょ計画を変更し、アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCRのシングルカー体制で参戦。そのドライバーに、元TCRインターナショナル・シリーズ王者のジャン-カール・ベルネイを起用すると発表した。

 2019年後半には「WTCRプログラムを見直し、2020年は(電動ツーリングカー選手権の)PureETCRにフルコミットする」とアナウンスしていたチーム・ミュルザンヌは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響で、WTCRカレンダーがヨーロッパ域内限定の全6戦へと変更されたことを受け、この自粛期間のうちにWTCRでの可能性を模索する動きを見せていた。

 アルファロメオのTCR規定ツーリングカーの設計開発を担って来たロメオ・フェラーリは、現在もPureETCR向けのEVマシン『アルファロメオ・ジュリアETCR』の開発にリソースのほぼすべてを振り向けているものの、同社のオペレーションマネージャーを務めるミケーラ・セルッティは「ここ数カ月の間に多くの変化が起こったけれど、レースへの取り組みや生きる上での情熱は変わっていない」と、WTCRプログラムへの再フォーカスは自然な流れであると語った。

「本来なら、昨季に走らせたTCR車両はファクトリーから離れる計画だったけれど、予定されていた事実とは異なり、ジュリエッタ・ヴェローチェTCRはまだ私たちの手元にある。だから、WTCRを続けるのは理にかなっているように感じたの」と説明したセルッティ。

「このように複雑で困難な時期だからこそ、チーム・ミュルザンヌとしてシリーズオーガナイザーのユーロスポーツ・イベントと協力し、2020年WTCRでの取り組みをサポートすることを決めた」

「私たちとしても、世界中のカスタマーチームに向けて肯定的なメッセージを伝えることが重要であると信じている。全6戦の欧州ラウンド・シリーズに変化した2020年のWTCRは、私たちが喜んで引き受けるべき刺激的な課題だと思っているの」

「この契約をアナウンスできて光栄だし、彼らのチームに加入できてとてもうれしい」と、喜びを語ったジャン-カール・ベルネイ
Romeo Ferrarisのオペレーションマネージャーを務めるミケーラ・セルッティ(右)。急遽、2020年のWTCRフル参戦プログラムを確定させた

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