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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.08.27 19:09
更新日: 2020.08.27 19:12

インディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたオワード「ここで重要なのは勝つことだけ」

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海外レース他 | インディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたオワード「ここで重要なのは勝つことだけ」

 8月23日に決勝レースが開催された第104回インディアナポリス500マイルレース。ルーキー・オブ・ザ・イヤーには6位でフィニッシュしたパトリシオ・オワード(アロウ・マクラーレンSP)が選ばれた。

 昨年に引き続き粒ぞろいなルーキーたちが参戦するインディカー・シリーズ。インディ500でもリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がシボレーユーザーで唯一ファストナインセッションに進出。アレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウ)も予選7番手と躍進を見せる。

 昨年、インディ500にカーリンから挑んだオワードだったが、予選落ちを喫し、今年もルーキーとしてインディ500に挑んだ。

 予選は15番手に留まったが、決勝レースでは終盤上位を争い、ルーキー最上位となる6位フィニッシュを果たし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの名誉と賞金5万ドルを手にした。

 1952年以来、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの5人にひとりがインディ500優勝を果たしている。メキシコ人としては、ホセレ・ガルサ、ベルナルド・ジョルダインに続いて3人目だ。

「堅実だった」とレースを振り返るオワード。

「僕たちはレースのほとんどをトップ5で走った。(スコット・)ディクソンや(アレクサンダー・)ロッシ、そして(佐藤)琢磨と争った。しかし、目の前のホンダ車にトライする十分な速さはなかった。クルマの力は出し切ったと思うよ」

「初めてのインディ500は、よい仕事ができたと思う。けれど、ここで重要なのは勝つことだけだからね」

ラップリードは記録できなかったが、一時は2番手を走行したオワード
ラップリードは記録できなかったが、一時は2番手を走行したオワード

 6位フィニッシュを果たしたオワードは、チャンピオン争いでもランキング3位と上位に連ねている。まだ勝利には届いていないが、ロードアメリカ戦レース2では自己ベストとなる2位を獲得。アイオワでも上位フィニッシュを果たしている。

「ここまで素晴らしいシーズンを過ごしていると思っているが、それを続ける必要がある。ポイントを獲得し続けないといけないね。ディクソンを捉えるためには、彼よりも多くのポイントを追加しないといけないんだ」とオワード。

 シーズン後半戦、勢いにのるオワードが、老練なベテランドライバーたちにどこまで立ち向かうことができるのか注目だろう。


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