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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.06 16:10
更新日: 2022.05.06 16:11

雨天月曜順延の波乱を乗り越え、チェイス・エリオットが“Next-Gen”初優勝/NASCAR第11戦

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海外レース他 | 雨天月曜順延の波乱を乗り越え、チェイス・エリオットが“Next-Gen”初優勝/NASCAR第11戦

 アメリカ・デラウエア州に位置するドーバー・モータースピードウェイで開催された2022年NASCARカップシリーズ第11戦『Duramax Drydene 400』は、決勝序盤78周時点で降雨による月曜順延を経て、2020年王者チェイス・エリオット(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が今季初勝利を挙げ、新車両規定“Next-Gen”で自身待望の初優勝をマーク。リッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)やロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)らを振り切り、タイトル獲得年以来のオーバル制覇を遂げている。

 オースティン・シンドリック(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)最速で幕を開けたプラクティスから波乱の週末を予感させたドーバー・ラウンドは、2グループで実施されたシングルカー・クオリファイでクリス・ブッシャー(RFKレーシング/フォード・マスタング)がカップ参戦233戦目にして初のポールポジションを獲得。フロントロウに飛び込んだデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)を挟んで、2列目にディフェンディングチャンピオンのカイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)とエリオットのHMS編隊が並ぶグリッドとなった。

 明けた日曜決勝ではスタートから18周をリードしたブッシャーだったが、トラフィックに遭遇した際のターン3でわずかにルーズとなり、ハムリンに首位を奪われてしまう。その後、コーションを経てリードラップを刻み続けたハムリンだが、68周目に降雨によるコーションが掲示されると、この時点で雨のリスクを嫌ったレースリーダーはピットロードへ。

 結果、ラーソン、エリオットのシボレー軍団以下、ライアン・ブレイニー(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)、マーティン・トゥルーエクスJr.(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)らが隊列を率いたものの、雨がさらに強まった78周時点でレッドフラッグが掲出。その後もレース再開はかなわず、約1時間20分後に月曜への順延が正式決定された。

 36名のドライバー全員が脱落することなく月曜正午に再開された勝負は、ステージ1こそハムリンが制したものの、直後の作業で左前輪が外れ、隊列後方までドロップする展開に。その後、驚異的なレースペースで一時は4番手まで猛追を見せたJGRカムリだったが、242周目にアクシデントの巻き添えを喰い、ここで敢えなく終戦となってしまう。

クリス・ブッシャー(RFK Racing/フォード・マスタング)がカップ参戦233戦目にして初のポールポジションを獲得
決勝序盤78周時点で降雨による月曜順延が決定。36名のドライバー全員が脱落することなく勝負は月曜正午に持ち越された
月曜はカイル・ラーソン(Hendrick Motorsports/シボレー・カマロ)とエリオットが隊列を率いてレースが再開
ステージ1を制したデニー・ハムリン(Joe Gibbs Racing/トヨタ・カムリ)は、左前輪脱落で勝負権を失うことに

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