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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.09 16:03

新生TC2000はトヨタのサンテロがスプリント制覇も、日曜はシボレーが1-2/STC2000第3戦

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海外レース他 | 新生TC2000はトヨタのサンテロがスプリント制覇も、日曜はシボレーが1-2/STC2000第3戦

 隣国ブラジルのSCBストックカー・ブラジルと並び、アルゼンチン発の“世界最速FFツーリングカー選手権”を称するスーパーTC2000(STC2000)第3戦が4月30~5月1日に開催され、土曜スプリントはTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が、今季採用の“サクセスウエイト”にも負けず12周のレースを制圧。しかし日曜ファイナルはシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、僚友ベルナルド・ラヴァーを引き連れ、ワン・ツー・フィニッシュを決めている。

 長らく続いてきたアルゼンチン国内でのシリーズ分裂が今季開幕前に和解合意に達したことにより、これまで並存していた『TC2000(ツーリスモ・コンペティション)』と併合されることとなったSTC2000は、改めて同イベントよりシリーズ名称統一を含めた再出発を切った。

 15年ぶり開催となったブエノスアイレス州バイアブランカでの第2戦に続き、その旧TC2000併催イベントとして実施された第3戦は、直前まで開催地未定のままスケジュールが進んでいたが、同国東部メソポタミア地方に位置するエントレ・リオス州のコンコルディア・オートドロームでの開催が決定。同トラックでの走行はSTC2000車両としては初の試みとなった。

 南米大陸最高峰の“ハイテクFFツーリングカー”を自称するシリーズの初走行では、今季より新生アクシオン・エナジー・スポーツSTC2000として参戦する2019年王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が1分42秒470と最初のトップタイムを記録し、続く2度目のセッションではラヴァー、カナピノのシボレー勢が首位を奪い合う展開に。

 迎えた予選ではそのシボレー2台が最速タイム合戦を繰り広げると、チャンピオンの貫禄を披露したカナピノがキャリア通算31度目のポールポジションを奪取。僚友に威厳を示すと同時に、歴代の最前列獲得記録でシリーズの“伝説”として君臨するホセ-マリア・ロペスに並ぶこととなった。

これまで並存していた『TC2000(Tourismo Competetión)』と併合されることとなったSTC2000は、改めて同イベントよりシリーズ名称統一を含めた再発進を切った
リバースグリッドの優位も活かし、グリッド最大60kgを積む“重たいカローラ”が躍動
シリーズ連覇も経験するPuma Energy Honda Racingのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックSTC2000)は、週末トップ5に絡めず
5冠王者マティアス・ロッシの後継者として、TOYOTA GAZOO Racingを牽引するジュリアン・サンテロ

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