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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.09.29 12:28
更新日: 2022.09.29 12:32

年間13回目のポール新記録、ノルベルト・キスが圧巻の戦績でシリーズ連覇を達成/ETRC第7戦

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海外レース他 | 年間13回目のポール新記録、ノルベルト・キスが圧巻の戦績でシリーズ連覇を達成/ETRC第7戦

 9月24~25日にフランスのル・マン、ブガッティ・サーキットで争われた2022年ETRCヨーロピアン・トラック・レーシング・チャンピオンシップ第7戦は、開幕から快進撃を続けるハンガリー出身の王者ノルベルト・キス(レベス・レーシング/MAN)が、いつもどおり土日ともに予選ポールポジションを獲得。年間新記録を樹立するとともに日曜レース3で勝利を飾り、シリーズ連覇に華を添える結果に。最終戦を前に、キスにとってもキャリア通算4回目のタイトル獲得となった。

 同月上旬のベルギー・ゾルダー戦では、サッシャ・レンツ(SLトラックスポーツ30/MAN)やシリーズ6冠を誇る“帝王”ヨッヘン・ハーン(チーム・ハーン・レーシング/イベコ)、そして2017年王者アダム・ラッコ(バギラー・ZMレーシング/FREIGHTLINER)などライバルの巻き返しに遭い、週末“わずか1勝”に留まっていたキスだが、迎えたフランスでの1戦も予選から容赦ないスピードを見せつける。

 土曜午前の予選、そしてスーパーポール・セッションでいつものパフォーマンスを披露したハンガリー出身のチャンピオンは、自身のレコードタイムに0.66秒と迫る速さで今季12回目の定位置を確保した。

 チャンピオンシップを早期に確定するという点で、続くレース1の行方が注目されたが、スタート直後こそドイツ出身のレンツがダンロップ・ブリッジ下で先行するも、サーキットの“ブガッティ・パート”に突入する頃にはディフェンディングチャンピオンが主導権を奪還。クリーンエアでリードを拡大したキスが、約7秒のマージンを築いて独走勝利を飾った。

 こうしていつものスタイルで表彰台頂点に登壇したキスに対し、2位レンツ、3位アントニオ・アルバセテ(Tスポーツ・ベルナウ/MAN)の背後、4位でフィニッシュしたハーンがドライバーズチャンピオンシップで10ポイントを獲得。これにより、キスが仮にレース2で連勝を飾ったとしても、計算上のタイトル決定は翌日の日曜に持ち越されることが確定した。

土曜午前の予選、そしてスーパーポール・セッションでいつものパフォーマンスを披露したハンガリー出身のチャンピオンは、自身のレコードタイムに0.66秒と迫る
レース1のスタート直後こそドイツ出身のサッシャ・レンツ(SL Trucksport 30/MAN)がダンロップ・ブリッジ下で先行するも、すぐさまディフェンディングチャンピオンが主導権を奪還
いつものスタイルで表彰台頂点に登壇したキスに対し、”帝王”ヨッヘン・ハーン(Team Hahn Racing/IVECO)が4位で喰い下がり、初日のタイトル確定を阻止する

■次のページへ:2度目の連覇、通算4回目の戴冠が確定


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