レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2015.10.23 00:00
更新日: 2018.02.17 11:07

「限られたエンジンメーカーが支配するF1は面白い」


 マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、限られたエンジンメーカーが支配することは、F1自体の質を大きく低下させるものではないとの考えを示した。

 昨今、話題を集めているカスタマーチームへのパワーユニット供給問題。先日も来季のレギュレーションが一部改訂され、“カスタマー用”PUの供給ができない項目が追加、基本的にはワークスPUをカスタマーチームに供給しなければならない。

 その中でルノーは今季いっぱいでレッドブルへの供給を終了、ロータスを買収しコンストラクターとしての復帰計画を進めている。またホンダは2チーム目以降の供給は早くても2017年からと言われている。

 来季はメルセデスとフェラーリのPUがグリッドの大半を占める可能性が浮上してきている中、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは難色を示しているものの、バトンはエンジンメーカーの数は特に重要なことではないと語っている。

「より多くのマニュファクチャラーがいることはスポーツとしては良いこと。それでもホンダがF1に来る前は3社だったしね。(現在はメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4社だが)もしまた3社に戻ったとしても、基本は昨年と変わらないだけだから、特に重要な問題にはならないと思う」

「ルノーがロータスを買収しようとしている記事を読んだけど、それはグリッド数を維持していくことを手助けしてくれるから、良いことだと思う」

「皆は供給メーカーが増えることがF1全体の競争力が上がるのではないかと思っているようだが、それは今の情勢を考えると難しい話だ。参戦に余裕がある者もいれば、何とか頑張ってという状態で参戦している者もおり、そこには大きな差が生まれてしまう。マニュファクチャラー数が限られることは、それぞれの差をなくす架け橋になるはず」