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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.11.30 00:00
更新日: 2018.02.17 11:52

アウディ、LMP1の2016年新車両を公開


 WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは28日、2016年仕様の新たな『R18 e-トロン・クワトロ』を発表した。

 アウディは今シーズン、ハイブリッドシステムでの1周あたりエネルギー放出量を昨年までの2MJから4MJへと倍増させるとともに、空力や重量面でも大胆にモディファイ。ただ、参戦2年目となったポルシェの後塵を拝する形となり、年間2勝にとどまった。

 名称こそ昨年までと同様R18 e-トロン・クワトロとの名称が引き継がれた16年仕様のマシンだが「根本から再設計された」とされており、1周あたりのエネルギー放出量は、今季からさらに増量されて6MJに変更。さらに、エネルギー貯蔵システムに関しても、2012年から採用していた電動フライホイールから変更となり、新たにリチウムイオンバッテリーを搭載することになった。また、フロント部分の造形をはじめとして、外観も大きく変化していることが分かる。

 エンジンは、引き続きターボディーゼルエンジンを搭載するとともに、モディファイされたハイブリッドシステムを使用するとしている。ハイブリッドシステムの詳細については明かされていないものの、従来通りフロントに運動エネルギー回生を搭載することになるのではないかと見られている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています