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F1ニュース

投稿日: 2009.04.15 00:00
更新日: 2018.02.15 12:50

アロンソ、ルノーのパフォーマンス向上に自信


 フェルナンド・アロンソは、シーズンが経過するにつれてルノーはパフォーマンスを向上させていくだろうと自信を見せている。

 2008年終盤には2連勝を挙げたルノーだったが、今季は苦しいシーズンスタートを切っている。しかしアロンソは今後に希望を抱いているようだ。R29は前年型ほどではないにしろ、パフォーマンスは低く、2戦を終えた段階でアロンソは開幕戦オーストラリアで4ポイントをあげるにとどまっている。

「もちろん、僕はこのチームを信じている」とアロンソ。
「去年を見れば、彼らは挽回の仕方、マシンパフォーマンスを上げるやり方を知っていることが分かる。まだシーズンは始まったばかりだし、チームの全員が、次の数戦では競争力を向上させられるように、R29の開発に必死に取り組んでいる」
「当然のことながら、ヨーロッパに戻ってくるまでは、マシンを変えるのは難しい。だが、最初の2戦で多くのことを学んだし、マレーシアでは確実に進歩していた。上海ではまた一歩前進する必要がある。できればポイントを取りたいね」

 アロンソは、前戦マレーシアは荒れた展開になったにもかかわらず、上位進出を果たせなかったことを悔しがっている。
「マレーシアでポイントを取れなかったのは残念だ。今年は毎戦ポイントを取るというのを目標にしていたからね。9番グリッドから最高のスタートを決めて、最初のふたつのコーナーを抜けた時点で3位まで上がった。KERSの効果がはっきり表れたね。でも、燃料をたくさん積んでいたので、後ろのマシンを押さえておくのが難しかった。そのうち雨が降ってきて、ウエットタイヤに換える前にコースアウトしてしまった。その後はいかにいいタイミングで適切なタイヤに換えるかというのが大事だったのだが、雨がどの程度降るのかを予想するのは簡単なことじゃない。レースを中止したのは間違いなく正しい判断だった」

 テクニカルディレクターのボブ・ベルも、マレーシアへの失望を表しながら、R29が今後向上していくことを確信している。
「(セパンでのパフォーマンスは)明らかに期待はずれだった。ここに新しいパーツは全く持ち込まなかったため、基本的にはメルボルンと同じマシンを走らせ、競争力もレベルも同程度だった。しかし、冬季テストでは、マシンはもっと高いレベルのパフォーマンスを見せていたので、これからもっとよくなることは分かっている。今のところ、マシンのパフォーマンスを十分に発揮できていないというだけの話だ」
「我々は、とても繊細な問題を修正しなければならないのだと思うが、問題を理解し、解決することが必要だ。中国では、パフォーマンスを期待するレベルまで再び持っていくよう、いくつかマシンに変更を加える。それでもまだトップグループには届かないだろうがね」
「しかし、チーム全体の士気は非常に高く、マシンの改良のために真剣に取り組んでいる。ファクトリーの方では興味深いプロジェクトも予定しており、それがマシンのパフォーマンスを空力面、メカニカル面の両方で高めてくれるだろう。チーム全員が前向きで、戦いに向けて士気は高い」


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