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F1ニュース

投稿日: 2012.06.23 00:00
更新日: 2018.02.16 09:47

アロンソ「様々なアップデートのテストをした」 :フェラーリ金曜コメント


 2012年F1ヨーロッパGPの金曜プラクティスで、フェラーリのフェルナンド・アロンソは5位/7位、フェリペ・マッサは14位/15位だった。

■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=5位/2=7位
 全体的に見てポジティブな一日だった。さまざまなアップデートを試し、いくつかはうまくいき、モディファイが必要なものもあるので、それらはシルバーストンで使うかもしれない。ここはタイヤのデグラデーションがかなり大きいと思われるため、当然のことながらタイヤの作業を多く行った。この点に関しては、雲の状態によりコンディションが急激に変化する可能性があることを考慮しなければいけない。快晴の空の下では、路面温度は4~5度はすぐに上がり、それによりタイヤの挙動も変化する。これからフェリペと僕が集めたデータを注意深く分析し、予選と決勝に向け、セットアップとテクニカルソリューションを最適なコンビネーションにする必要がある。
 今年は過去に比べてポールポジションの重要性が低いようだが、バレンシアのようなトラックにもこれが当てはまると思う。もちろんトップからスタートするのはいつだって重要だが、後方スタートなら優勝のチャンスがないというわけではない。
 チャンピオンシップについて? スコアシートをつけるためにここに来ているわけではない。僕はひとつひとつのレースのことのみを考えている。今はハミルトンが僕の前にいるので、彼より上位に立ってバレンシアを後にすることが目標だ。それからシルバーストンではベッテルがトップかもしれないから、そうしたら彼がターゲットになる。

フェリペ・マッサ フリー走行1=14位/2=15位
 ここに持ち込んできたアップデートの開発作業に多くの時間を費やし、収集したデータを基に今週末からすぐにパフォーマンス改善をもたらしてくれるものをこれから選んでいくつもりだ。午前中はエアロダイナミクスの比較作業を主に行ったので、タイヤとマシンをベストな状態では使ってはいない。午後にはかなり改善され、バランスとハンドリングには満足できた。ソフトタイヤを装着してのタイム計測ラップでスタート直後にミスをしてしまったのは残念だ。それと、僕はオプションタイヤにスイッチした最初のひとりだったから、本来ならもっといいタイムが出せたはずで、金曜午後の最終的なタイムシート上の順位ももっと上位になったはずだった。
 明日はかなり速いマシンが数台は出てくると予想しているので、僕らがやるべき作業はまだたくさんある。でも、長距離では状況はそれほど悪くはない。タイヤのパフォーマンス低下は多少見られるが、全体的にタイムは良かった。風について? 面倒だったよ。コースの場所によってはフロントが簡単にロックしてしまうんだ。