更新日: 2018.02.23 16:40
インディカー第9戦:ディクソン逆転で今季2勝目
ベライゾン・インディカー・シリーズ第9戦“ファイアストン600”の決勝が、テキサス・モーター・スピードウェイでナイトレースとして行われた。イエローコーションが1回しか出ないという、ドライバーの体力的には非常に厳しい展開の中、チップ・ガナッシのスコット・ディクソンが優勝。同じくチップ・ガナッシのトニー・カナーンが2位に入り、チーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスが3位でフィニッシュしている。ポールポジションからスタートしたウィル・パワーは順位を大きく下げて13位フィニッシュ。佐藤琢磨はイエローコーション中にペースカーを抜いてしまったためにペナルティが課せられたこともあり、5周遅れの16位でチェッカーを受けた。
夜の7時50分過ぎにもかかわらず、サマータイムのテキサスにまだ明るさが残っている。そんな状況で248周のレースのスタートは切られた。湿度が低いためか、摂氏33度という数字ほどに暑さは感じない。
「レス・ダウンフォースで行く。終盤の一番大事な時に速さを確保するために」
そう語っていポールシッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、スタート直後こそトップを守ったものの、8周目に予選2位だったサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)に先行を許すと、そこからはジリジリとポジションを落として行くばかりとなってしまう。
ただ、ペジナウがトップを走行したのは1回目のピットストップと2回目のピットストップの中間頃まで。この頃からチップ・ガナッシ勢の速さが明らかとなり、予選8位だったトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)がトップに立った。
Pos. | No. | Driver | Team | Eng/Aero | Laps | SP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | S.ディクソン | チップ・ガナッシ | C | 248 | 7 |
2 | 10 | T.カナーン | チップ・ガナッシ | C | 248 | 8 |
3 | 3 | H.カストロネベス | チーム・ペンスキー | C | 248 | 3 |
4 | 2 | J-P.モントーヤ | チーム・ペンスキー | C | 248 | 5 |
5 | 27 | M.アンドレッティ | アンドレッティ・オートスポート | H | 248 | 11 |
6 | 26 | C.ムニョス | アンドレッティ・オートスポート | H | 247 | 4 |
7 | 83 | C.キンボール | チップ・ガナッシ | C | 247 | 9 |
8 | 5 | R.ブリスコ | シュミット・ピーターソン | H | 247 | 19 |
9 | 7 | J.ジェイクス | シュミット・ピーターソン | H | 247 | 12 |
10 | 98 | G.チャベス | BHA | H | 246 | 20 |
11 | 22 | S.ペジナウ | チーム・ペンスキー | C | 246 | 2 |
12 | 8 | S.カラム | チップ・ガナッシ | C | 245 | 10 |
13 | 1 | W.パワー | チーム・ペンスキー | C | 244 | 1 |
14 | 11 | S.ブルデー | KVSHレーシング | C | 244 | 18 |
15 | 15 | G.レイホール | レイホール・レターマン・ラニガン | H | 243 | 6 |
16 | 14 | 佐藤琢磨 | A.J.フォイト・レーシング | H | 243 | 13 |
17 | 18 | P.マン | デイル・コイン・レーシング | H | 242 | 22 |
18 | 28 | R.ハンター-レイ | アンドレッティ・オートスポート | H | 241 | 21 |
19 | 4 | S.コレッティ | KVレーシング | C | 239 | 23 |
20 | 19 | T.ボーティエ | デイル・コイン・レーシング | H | 156 | 16 |
21 | 67 | J.ニューガーデン | CFHレーシング | C | 149 | 14 |
22 | 20 | E.カーペンター | CFHレーシング | C | 147 | 15 |
23 | 41 | J.ホークスワース | A.J.フォイト・レーシング | H | 62 | 17 |