更新日: 2018.02.23 15:38
インディ・アイオワ予選:ディクソンが逆襲のPP
0.875マイルのショートオーバルを持つアイオワスピードウェイで開催されるベライゾン・インディカー・シリーズ第12戦。11日に行われた予選では、スコット・ディクソンがトップスピードをマーク。チームメイトのトニー・カナーンが2位に入り、ここまで不調のターゲット・チップ・ガナッシのふたりがフロントローとなった。佐藤琢磨(AJフォイト)は、予選16位と苦戦している。
午前中のプラクティス1は始まって15分も経たないうちにに雨。インディカーは出場チームに300周のレースを戦うためのマシンを作るための走行時間を確保させるため、日中に行なわれる予定だった予選と夕方にスケジュールされていたファイナルプラクティスを入れ替えた。
プラクティス2回目も雨で1時間ほどの遅れを被ったがプラクティスは行われ、予選は夕方の6時から無事開催された。
この予選で14番目にコースイン。驚異的スピードを記録して今年初のポールポジションを獲得したのはディクソンだった。キャリア21回目のPPだ。4番目と早い順番でアタックし、トップに立っていたチームメイトのカナーンからディクソンは予選最速の座を奪った。昨年度シリーズチャンピオンのアタック、2ラップの平均速度は186.256mphと昨年カストロネベスが記録したコースレコード(185.687mph)を塗り替えた。
カナーンのスピードは185.891mphだった。そして、彼らのこの数字はとうとう最後まで破られず、ターゲット勢による予選1-2、フロントロー独占となった。
予選3位はポイントリーダータイのエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。スピードは185.685mphだった。予選4位はライアン・ブリスコ(チップ・ガナッシ)。シボレーエンジンが予選トップ4をスウィープした。しかも、ボウタイ軍団はトップ10に8人を食い込ませ、ホンダ勢を圧倒した。