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投稿日: 2015.06.15 00:00
更新日: 2018.02.23 16:41

インディ第10戦:CFHレーシングが躍進。琢磨10位


 カナダ・トロントで開催されたベライゾン・インディカー・シリーズ第10戦。14日に行われた決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデンが今季2勝目を挙げた。チームメイトのルカ・フィリッピも2位に入り、CFHレーシングが1-2フィニッシュを達成。佐藤琢磨(AJフォイト)は、上位争いに食い込めず10位でレースを終えた。

 絶妙なタイミングでのピットストップがジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)にキャリア2勝目をもたらした。

 金曜日のプラクティスからスピードは見せていたニューガーデンだったが、予選で失敗。ファイナル進出を逃して11番グリッドからスタートすることとなった。全車ウエットタイヤ装着で始まったレース、序盤のニューガーデンは9、10番手を走っていた。

 トップグループを走っていなかったことから、ニューガーデンは11周目と少し早いタイミングでスリックにスイッチ。そして、29周目にジェイムズ・ジェイクス(シュミット・ピーターソン)がタイヤバリアに突っ込むと、フルコースコーションが出されるギリギリ前にピットへと滑り込み、タイヤ交換と燃料補給を行った。この作戦が大正解だった。

 トップグループが次にピット作業を受けたのは、ジェイクスのアクシデントの処理に目処がついてピットロードがオープンにされた31周目。ここでステイアウトできたニューガーデンは一気に2番手にまで順位を大きくジャンプアップさせることに成功したのだった。そして、これが今日の彼の優勝の決め手となった。

 路面はもうドライに変わっており、プラクティスからの速さがここで発揮された。2回目、3回目のピットストップではブラックタイヤをチョイスし、安定したハイペースを保ってゴールを目指した。

 ニューガーデンが経験した今日唯一の試練は。レース終盤に2番手へと浮上して来たチームメイトのルカ・フィリッピによるアタックだった。イタリア出身でF1テストドライバーの経験も持つフィリッピは、予選6番手からトップグループにポジションを保ち続けた。そして、フルコースコーション中の31周目に行ったピットストップからのスティントを60周目まで引き延ばすことで4番手まで浮上した彼は、ゴール前15周となってニューガーデンにバトルを挑んだ。しかし、前を走る優位をフルに使ったニューガーデンがギリギリのところでフィリッピの攻撃を封じ込め、キャリア2勝目へと逃げ切った。


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