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投稿日: 2015.04.13 00:00
更新日: 2018.02.23 16:26

インディ第2戦:戦略が当たりヒンチクリフが勝利


 ルイジアナ州ニューオーリンズのNOLAモータースポーツパークで初開催されたベライゾン・インディカー・シリーズ第2戦。6度のイエローコーションが入る荒れた展開をシュミット・ピーターソンのジェームズ・ヒンチクリフが勝利した。佐藤琢磨(AJフォイト)は、終盤のアクシデントでリタイアを喫している。

 ウエットコンディションでスタートしたレースは、考えられていたより速いペースで乾いていった。10周を過ぎた時点でピットへと滑り込み、ソフトコンパウンドのレッドタイヤへとスイッチするチームが続出した。

 レースは75周が予定されていたが、インディカーはスタートを目前にして「規定周回数に到達しなくとも1時間45分が経過した時点で新しい周回には入らない」とのルールを採用した。そして、これがレース結果に大きな影響を及ぼした。

 16番手スタートだったジェームズ・ヒンチクリフは、レッドへのスイッチが始まる前には14番手にまでしかポジションを上げていなかった。13周目にピットインした彼は、コースへ復帰するとまたふたつのポジションアップを果たして見せたが、まだ順位は12番手。
 ここから3回リスタートが切られ、そのどれもが1周も終えないうちにフルコース・コーションとなった。ライバルたちはペースカーランを利用し、続々と2回目のピットストップを行った。ポールスタートからレースを完全に支配していたファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)も33周目にピットに向った。

 しかし、ヒンチクリフだけはコース上に残り続けた。13周目にレッドタイヤ装着と給油を行っただけの彼らは、ゴールまで給油無しで走り切る大ギャンブルに出たのだ。そして、それは大当たりした。「雨が降ると考えてのステイアウトだったけど、イエロー多発が僕らに味方することとなった」と思わぬカタチで移籍後初勝利を飾ったヒンチは笑顔で語った。


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