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F1ニュース

投稿日: 2009.07.16 00:00
更新日: 2018.02.15 14:08

ウイリアムズ、ドイツGPのロズベルグを高く評価


 ウイリアムズのテクニカルディレクター、サム・マイケルは、ドイツGPで15番グリッドからスタートしながら決勝で4位を獲得したニコ・ロズベルグについて、“非常に素晴らしい走りをしている”と評価した。

 ウイリアムズのマシンにはニュルブルクリンクで空力アップデートが施され、新しいフロントウイング、ディフューザーとエンジンカバーのモディファイが導入されて大きな前進を果たした。
「我々はFW31のパフォーマンスレベルを毎戦向上させてきた」とマイケル。
「それによって様々なタイプのコースにおいて競争力の大きな向上が見られている。どのチームも毎戦アップグレードを持ち込んでいるので、我々の開発プランが順調にいっているのは心強い」

 予選では不安定な天候にたたられ、ロズベルグは15番グリッドに沈んだ。大多数のドライバーと違ってプライムタイヤでレースをスタートした彼だが、ターン1でアウトから何台か抜き、オープニングラップが終わるころには6つもポジションを上げていた。
 しかしファーストスティント終盤に燃圧のトラブルが発生し、1回目のピットストップを何周か早めることになり、その後、燃料を予定より多く積んで走行しなければならなくなったにもかかわらず、ロズベルグは4位でフィニッシュした。

「ニコの最初のピットストップの5周前、フュエルレールにおいて問題が発生し始め、そのため予定より早くピットインを行わなければならなくなった」とマイケル。
「2回目のピットストップではマージンをとるために燃料をかなり余分に積んだため、ニコは残りのレースで余分な燃料を積んで走らなければならず、速いペースで走ることができなかった。我々はデータとパーツを見直して、問題を理解し、ブダペストのグランプリに向けてシステムの改良を行わなければならない」

 ロズベルグのドイツGPはチームにとって今季のベストレースかとの問いには直接答えなかったものの、マイケルは、ロズベルグの今のパフォーマンスを高く評価した。
「それはかなり主観的な問題になるが、レース中のポジションアップと最近の1周目のパフォーマンスから判断して、ニコが今素晴らしい走りをしているのは確かだ。ニュルブルクリンクの彼のファーストラップは、イスタンブールの時のパフォーマンスを思い起こさせた。あの時も彼はオープニングラップで大きく順位を上げたよね」


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