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F1ニュース

投稿日: 2009.05.25 00:00
更新日: 2018.02.15 13:22

ウイリアムズが既存チームで初となる2010年F1へのエントリーを提出


 AT&Tウイリアムズは25日、F1の既存10チームの中で初となる、2010年F1世界選手権へのエントリーを提出したことを明らかにした。

 フェラーリとトヨタを含むいくつかのチームは、バジェットキャップ問題の中身が変更なされない限り2010年のエントリーを行う用意がないことをすでに表明済みだ。しかし、週末にモンテカルロで行われた会合では、FIAが当初の計画を2011年まで延期するかもしれないことを示唆している。

 これを受けたFOTAは、バジェットキャップ論争がある程度の解決に導かれたとの認識に至ったとコメント。そうした中で今回のウイリアムズのエントリーが明らかとなった。
 ウィリアムズの最高責任者であるアダム・パーは、チームが2010年シーズンに専念することを決めたとはいえ、仲間のチームには反していないと述べている。

「FOTAの統一は、ウイリアムズにとって最も重要だ」と、彼はロイターに対して語っている。
「我々は昨日、FIAに2010年のレギュレーションに関して妥協策を見つけるよう、要請の手紙を送るためにFOTAのメンバーに加わった」
「我々は、ルカ・ディ・モンテゼモーロとジョン・ハウエットの指揮の下で、FOTAがいくらか非常に重要な譲歩をFIAから引き出せたと理解している。これらは予算手続きの面だけでなく、より高い予算を持つチームの参加を可能にする要素も含んでいる」

「我々は過去30年に渡りこのスポーツに参加しており、今後将来についてもフォーミュラワンに参加することを明らかにする義務が、道徳的かつ法的にもあると考えている」
「従業員やスポンサー、そして多くのファンの責任を我々は負っており、チームが来年のチャンピオンシップに参加しないという事態になれば、すべての人々が影響を受けることになるだろう」

「今後も我々はあらゆる妥協を見つけるためにFOTAの中で、さらに、FOMとFIAとともに働き続けていく。しかし我々は、いかなる場合においてもF1世界選手権へ参加することに微塵の疑いももってはいない」


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