ハミルトン、体調不良に。欠場説をチームは否定

　ルイス・ハミルトンが体調不良のためブラジル入りを遅らせた。欠場する可能性もあるのではないかとうわさされたが、メルセデスチームはこれを否定している。

　ハミルトンは熱があると言われており、今週末のブラジルGPを前に予定していたサンパウロでのスポンサーイベントを欠席した。しかしチームはハミルトンは予定より1日遅れの水曜中にブラジル入りするとコメントした。

「欠場はしない」とメルセデスのスポークスマンが語ったとsky sportsが伝えた。
「1日遅れて到着するだけだ。医師からその前のフライトをキャンセルするよう指示された。そのため今日の記者会見は欠席する」

　ハミルトンはこれまでブラジルGPを8回走り、まだ一度も勝ったことがない。彼のヒーローであるアイルトン・セナが母国ブラジルで優勝したのが8年目だったことを指摘し、ハミルトンはセナに敬意を示すためにも今年こそブラジルで勝ちたいと語っていた。

「ここはアイルトンの母国だ。僕は幼いころからサンパウロでレースをするのが夢だった。ここに来ると彼の存在を感じるんだ」とハミルトンはブラジルGPに向けてコメントしている。

「彼は8回目の挑戦でようやくブラジルGPの勝利をつかんだ。僕にとってここは未勝利の数少ないレースのひとつだ。今週末それを変えることができれば、彼に対して敬意を示すことになるし、僕にとってはこの素晴らしい一年のひとつのハイライトになる。だから（ブラジル初優勝を）実現させることを目指す」

　ハミルトンはアメリカGPで自身3度目のドライバーズタイトルを確定させている。