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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.01.23 00:00
更新日: 2018.02.15 17:41

ビーチディーン-マンセル、規則改定に乗じて将来のル・マン勝利を狙う


 2010年、ナイジェル・マンセルと組みル・マン・シリーズ、ル・マン24時間を戦うビーチディーン-マンセル・モータースポーツの代表アンドリュー・ハワードは、マンセルと組んで戦う目標がル・マン24時間で勝利を挙げることだと明言した。

 ビーチディーン-マンセル・モータースポーツは、マンセルと彼の息子であるレオ、グレッグとともにジネッタ-ザイテックZ09Rを投入、、2010年のル・マン・シリーズのいくつかのイベントと、エントリーを認められた場合はル・マン24時間に出場することをすでに発表している。

 ル・マンへのエントリーが確保できれば、LMP1クラスを戦うアウディやプジョーのような強豪と対峙することになる。ハワードは、2011年に実施されるACO規程のルール変更によって、対等に戦えることになると確信しているようだ。ハワードはLMP2クラスではなく、LMP1クラスを選択した理由を次のように語っている。

「まず第一に、単年度の契約ではなく、長期のプロジェクトであることだ。それに、僕たちのチーム、スポンサー、そしてナイジェル、レオ、グレッグのようなドライバーとともに戦えるのであれば、LMP1クラスでも最前線を争うこともできると思う。きっと元F1チャンピオンは何かをしてくれるだろうからね」

「私たちのようなチームとマシンがル・マンで勝利を得るには、ディーゼルエンジン勢が圧倒的な力を得るようなことがないことを祈りたい。それに思い出してみてほしい。(シルバーストンで行われた)ブリットカー24時間レースで僕たちのアストン・マーチンは、クラス3にもかかわらず総合2位でフィニッシュしたんだ。だから、すべてのことは達成し得るんだ」

 ハワードは、将来的にジネッタ-ザイテックとともに、アストン・マーチンN24 GT3を走らせることも決めたようだが、しばらくはル・マン24時間へのエントリーを確保することを焦点に活動するとのことだ。

「ル・マンの前後では違った活動をしないといけない。ル・マン24時間まではジネッタ-ザイテックに集中するが、ル・マンの後は二足のわらじを履くことになるだろうね。うまくいけば、今年度中に走らせることができるだろう」