1992年のF1ワールドチャンピオン、ナイジェル・マンセルがイギリスのビーチディーン・モータースポーツと長期の提携を結び、ル・マン24時間を目指して挑戦を始めることとなった。
マンセルはジネッタがサポートするジネッタ-ザイテックZ09Rとともに、ビーチディーン・モータースポーツと契約。2010年のル・マン・シリーズのいくつかのイベントで、LMP1クラスに参戦することとなった。そのイベントの中には母国シルバーストンと、ル・マン24時間が含まれるという。
ビーチディーン/マンセルチームは年間を通してジネッタ/ザイテックと協力してマシンを開発、マンセルは息子レオ、グレッグとともにレースを戦うことになるとしている。
「私とビーチディーン・モータースポーツの提携を発表できてすごく幸せだ」とマンセル。「チームは申し分ない実績があり、ザイテック・エンジニアリングから全面的なサポートが得られる。私はアンドリュー(ハワード。チーム代表)とチームと密接に連携をとって働きたいと思う」
さらにマンセルは、フォーミュラやスポーツカーで実績を重ねてきたふたりの息子とともに戦うことに興奮していると語る。「2010年、初めて息子たちと戦うことになり興奮しているよ。もしエントリーが受け入れられれば、私たちは親子チームとして参戦することになるからね」
一方、ビーチディーン・モータースポーツの代表アンドリュー・ハワードは「GTカテゴリーでレースを始めて以来ずっとル・マンプロトで戦うことが私の野心だった。そしてル・マン24時間で戦うのは私の究極のゴールなんだ。若い我々のチームは今年、この偉大な名前と組んで、夢を叶える最初の年になる」と語る。
「我々は年明けに最初のテストを行う。2010年はビーチディーン・モータースポーツ、そしてマンセル家、ザイテックのために刺激的でダイナミックな年になると約束しよう。シーズンが始まるのが今から待ちきれないよ!」