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F1ニュース

投稿日: 2012.11.01 00:00
更新日: 2018.02.16 12:26

ピレリ、1ストップレース防止策を計画


 ピレリは、チームが1回のピットストップでレースを走りきれることのないよう、将来的には8種類のコンパウンドから2つのコンパウンドを選べるようにしたいと語った。インドGPではほとんどのマシンが1回ストップで走りきった。

 現在は4種類のドライコンパウンドから各グランプリ用にふたつのコンパウンドが選ばれているが、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、4つのコンパウンドではシーズン中すべてのサーキットの路面、レイアウト、温度などのコンディションをカバーしきれないと語った。

「コンパウンドの選択肢を広げたい。そうすれば各サーキットで2回あるいは3回ストップ戦略を取らざるを得ないようにするため、より幅広い解決法を得られる」
「4つの選択肢では、常に多少の妥協を強いられる」
「最低でも8つのコンパウンドが欲しい。今の4つのレベル(スーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハード)それぞれの作動温度領域が高いものと低いものがあればいい」

 ヘンベリーは、2013年シーズンに向けてはコンパウンドの数を増やすための議論はなされておらず、来年も4つのコンパウンドから選ぶ予定であると語っている。

 ピレリはF1へのタイヤ供給契約を2013年末まで結んでいるが、その後もF1に参戦する場合、コンパウンドを増やすことをFIAやチームと話し合うつもりだという。

 ヘンベリーは、チームはタイヤをうまく使いこなすため努力をしているが、ピレリの方でも少ないピットストップで走りきれることがないよう取り組みを行っていると述べた。
「チームは常に進歩し、磨耗やデグラデーションを減らそうとしている。私たちは反対に増やそうとしており、互いに逆の方向に努力していることになる」
「来年に向けて多くの変更をした。十分かどうかは、これから見ていく。だがシーズンスタートをエキサイティングな形で切れることを願っている」