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F1ニュース

投稿日: 2013.07.29 00:00
更新日: 2018.02.16 17:37

ピレリ「新タイヤは非常に良好な性能を発揮した」


2013年ハンガリーグランプリ 決勝
ハミルトン、完璧なタイヤ性能を活かしハンガリーで勝利

2013年7月28日、ハンガロリンク
 ルイス・ハミルトンが、最高気温35℃という非常に暑いコンディションの下、3ストップ戦略を採り、メルセデス移籍後初の勝利を収めました。ロータスのキミ・ライコネンが2ストップ戦略で2位を獲得した一方、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは3位でフィニッシュし、ドライバーズ選手権におけるフェラーリのフェルナンド・アロンソとの差を拡げました。このグランプリの後、Formula Oneはサマーブレイクに入ります。

 セルジオ・ペレスとジェンソン・バトン(ともにマクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、マルシャの両ドライバーはP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで、他のドライバーはP Zeroイエロー・ソフトタイヤでグランプリのスタートを切りました。

 上位勢で最初にピットストップを行ったのは、ポールシッターのハミルトンでした。ハミルトンは9周でミディアムコンパウンドへ交換し、この時点でベッテルが首位に立ちました。その2周後、ピットストップを行ったベッテルは、ハミルトンの後方からコースに戻りました。

 ミディアムタイヤでスタートしたウェバーは、14周目に首位に立ち、23周で最初のピットストップを行って、新たなミディアムタイヤへ交換しました。同じくミディアムタイヤでスタートしたバトンは、ウェバーとは異なる戦略を採り、第2スティントをソフトタイヤで走行しました。ウェバーは、最終スティントにソフトタイヤを使用した唯一のドライバーとなり、ソフトタイヤの卓越したスピードを活かして10番グリッドのスタートから4位でフィニッシュしました。バトンは13番グリッドからスタートし、7位でフィニッシュしています。

 ハミルトンは、31周目と50周目にタイヤ交換を行い、いずれの場合もピットストップに関してイニシアチブを取り、レッドブルの両ドライバーとの差を維持しました。レース終盤、ハミルトンに最も迫ったのはライコネンでした。ライコネンは、2ストッパーながらハミルトンと10秒差でフィニッシュしました。ライコネンとマクラーレンの両ドライバーのみが、トップ10中で2ストップ戦略を採りました。