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F1ニュース

投稿日: 2010.11.05 00:00
更新日: 2018.02.15 23:23

ブラジルGP開幕も、アロンソにいきなりトラブルが発生


 F1第18戦ブラジルGPがサンパウロ近郊にあるアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ・サーキットで開幕し、金曜午前に行われた1回目のフリー走行はレッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。BMWザウバーの小林可夢偉は11番手となっている。

 戦前の予報ではにわか雨の可能性も報じられていたブラジルGPだが、初日朝のインテルラゴスは真っ青な青空が広がった。気温は午前10時の時点ですでに27度を記録、路面温度は32度。
 ヴァージンはレギュラードライバーのルーカス・ディ・グラッシに代わってジェローム・ダンブロシオがこのセッションに参加。ブリヂストンは今回のレースにミディアムとスーパーソフトという2種類のドライタイヤを持ち込んでいる。

 現地時間の午前10時にセッションが始まると、トロロッソのセバスチャン・ブエミを先頭に各車が続々とコースインしていき、24台のマシンがインスタレーションラップを早くも終える。先頭を切ったブエミだけはフィニッシュラインを通過し、1分27秒979というタイムをマークした。

 序盤はマクラーレンの2台が1周のみのチェック走行を何度も繰り返すがタイム計測には向かわず。そんななか、開始25分過ぎにようやくブエミがプログラムをスタートさせると、徐々に他のマシンもコースインしていき、ルノーのビタリー・ペトロフらが1分14秒台までタイムを縮めていった。

 開始40分を過ぎてからはレッドブルのマーク・ウエーバーや、フェラーリのフェルナンド・アロンソらタイトルを争う上位のドライバーたちもコースに向かい、ゆっくりと周回を重ねていく。ここでは地元のルーベンス・バリチェロが1分13秒台でトップに浮上。メルセデスのミハエル・シューマッハーをはさみ、ウエーバーが早くも3番手へと上がってくる。

 セッションが折り返すと、ようやくマクラーレンの2台とセバスチャン・ベッテルもコースインする。ルノーのロバート・クビカがバリチェロのタイムを更新した後でウエーバーがトップに躍り出るが、残り時間が30分に近づくところでハミルトン、ベッテルの順にトップタイムを更新、1分12秒台までタイムを塗り替える。

 ベッテル、ハミルトン、ウエーバー、バトンのオーダーでセッションは残り20分。アロンソとフェリペ・マッサのフェラーリ勢は1分14台のタイムと、いまだ本格的な走行に入っていないなか、残りが10分を切ると多くのマシンがタイム計測を開始していく。しかし、ここでルノーのペトロフが6コーナーでコースオフを喫し、激しくタイヤバリアにクラッシュしてしまった。

 すると、チェッカー直前にはなんとランキング首位のアロンソがスローダウンしてコース上にマシンを止めてしまう。ストップした状況からエンジンにトラブルが出たのかは分からないが、マシンを降りたアロンソはそのままセッションを終えることに。
 また、ザウバーの可夢偉もペトロフと同じ6コーナーのターンインでバランスを乱し、スピンオフ。幸いウォールへの接触は免れたようだが、パンクを喫してコース上で走行を終えることになった。

 なお、セッションは終盤も上位で目立ったタイム更新はなく、ベッテル、ウエーバーというレッドブルの1-2で終了。3、4番手もハミルトン、バトンとなっている。