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F1ニュース

投稿日: 2009.03.05 00:00
更新日: 2018.02.15 12:17

ヘレステスト4日目:アロンソ&ルノーがトップタイム。中嶋は6位


 4日、ヘレスでのF1合同テストが4日目を迎えた。途中にわか雨があったもののほぼ終日ドライコンディションのこの日、これまで苦しんできたルノーがようやく速さを発揮、フェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。

 曇りで強い風が吹く中、アロンソは130周を走りこみ、新開発の評価、セッティング作業を行い、1分19秒945のタイムでトップに立った。チームはヘレスでのテストを終え、次は来週バルセロナでの合同テストに参加する。
 2番手はフェラーリのキミ・ライコネン。途中ハイドロリックトラブルが発生するが、対策を施してコースに復帰、ミハエル・シューマッハーが見守る中、ライコネンはロングラン、ピットストップの練習に取り組んだ。翌最終日にもライコネンがドライブする予定。
 BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが3番手。ハイドフェルドはメカニカルセッティング、タイヤ比較、ブレーキ開発、レーススタートのシミュレーションを行った。また、ガソリンがなくなるまで走行し、コース上でマシンをとめ、テレメトリーと実際の燃料量を比べるという作業も行っている。

 4番手にはトヨタのヤルノ・トゥルーリが続いた。トゥルーリはこの日走行した全ドライバー中最多の131周を走りこみ、午前中にはセッティング、午後にはロングランに取り組んだ。
 レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーが5番手。ウエーバーは開幕戦オーストラリアGPに向けた開発プログラムにあたっている。翌日もウエーバーがテストを担当、2010年用ブリヂストンタイヤの比較テストを行う予定。
 6番手はウイリアムズの中嶋一貴だった。中嶋はオーストラリアGPなど序盤戦に向けた準備、タイヤおよび空力テストを行った。

 マクラーレンのルイス・ハミルトンは7番手に沈んだ。開発およびセッティングのプログラムに取り組んだハミルトンだが、リヤサスペンションのニューパーツ装着に遅れが出たため、最もタイムが出やすかった午前中にはほとんど走行を行えず、午後には、強い風とにわか雨の影響でスピンも喫している。
 フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、マクラーレンから約コンマ1秒遅れの最下位8番手。強風の中、チームは、セッティング、タイヤ比較、さまざまなアイテムのテストなど予定していた作業のほとんどをやり遂げた。フォース・インディアはこの日で今週のテストを終了、来週シーズン前最後の合同テストが行われるバルセロナに向かう。

Jerez F1 test times – day four: 4 March
1. Fernando Alonso Renault 1min 19.945secs 130 laps
2. Kimi Raikkonen Ferrari 1min 20.250secs 105 laps
3. Nick Heidfeld BMW Sauber 1min 20.520secs 99 laps
4. Jarno Trulli Toyota 1min 20.540secs 131 laps
5. Mark Webber Red Bull-Renault 1min 20.894secs 107 laps
6. Kazuki Nakajima Williams-Toyota 1min 20.948secs 83 laps
7. Lewis Hamilton McLaren-Mercedes 1min 21.302secs 70 laps
8. Adrian Sutil Force India-Mercedes 1min 21.411secs 79 laps
Track/weather conditions: air temperature 16°c, track temperature 25°c. Overcast all day and very windy in the afternoon, but mostly dry throughout
All times unofficial


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