ベッテル、3年ぶりにRoC参戦決定。初の優勝狙う

　フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、11月20日〜21日にイギリス・ロンドンで行われるレース・オブ・チャンピオンズ（RoC）に参戦することになった。ベッテルにとっては、3年ぶりのRoC参戦となる。

　年に一度開催されるRoCは、世界のトップドライバーや2輪ライダーが集まり、同じマシンを使用してその腕を競い合うオフシーズンの祭典。タイ・バンコクで予定されていた2013年は、現地の政治情勢の悪化によって中止となったものの、2014年はカリブ海のバルバドスで実施。今年はロンドンのオリンピックスタジアムで開催される。

　今年のRoCへの参戦が決まったベッテルは、07年から12年までのRoCの国別対抗戦のネイションズカップでミハエル・シューマッハーとともにチーム・ドイツとして6連勝を達成しているが、個人優勝の経験はない。3年ぶりのRoC参戦に向けて、ベッテルは次のように意気込みを語っている。

「もちろん、今年はチームメイトとしてミハエルを迎えることができないのは残念だ。ただ、ナショナルカップ・トロフィーをドイツに取り戻し、RoCの個人タイトルも取れるようにベストを尽くすよ」

「それは、まだ僕がコレクションに加えられていないトロフィーのひとつだからね」

　今年のRoC参戦ドライバーについては現在のところ、デイビッド・クルサード（14年RoC優勝）と、ノルディックチームとして14年のネイションズカップを制したトム・クリステンセンとペター・ソルベルグ、そしてベッテルの4名が発表されている。