15日、タイのバンコクでレース・オブ・チャンピオンズ(RoC)の国別対抗戦、ネイションズカップが行われ、ミハエル・シューマッハー/セバスチャン・ベッテル組のドイツが6連覇を達成した。
個人対抗のRoCに対し、2人がコンビを組んで戦うRoCネイションズカップ。今季参戦したチームはフランス、イギリス、アメリカ、オールスター(トム・クリステンセン&ホルヘ・ロレンゾ)、ドイツ、開催国のタイ、オーストラリア、RoCアジアを制したインドという8チームが参加した。
A、Bの両チームに分かれ、1台ずつでバトルを展開、その勝利数でセミファイナル進出を争った結果、F1ロータスのロメイン・グロージャン、WRCドライバーのセバスチャン・オジエが組んだフランス、そしてクリステンセン&ロレンゾのオールスター、シューマッハー&ベッテルのドイツ、そしてV8スーパーカー王者のジェイミー・ウィンカップと二輪界のレジェンド、ミック・ドゥーハンが組んだオーストラリアがセミファイナルに進んだ。
迎えた準決勝では、まずはグロージャン&オジエのフランスがクリステンセン&ロレンゾ組に勝利。また、シューマッハー&ベッテルのドイツがオーストラリア組を下し決勝に進出。フランス対ドイツの決勝となった。
決勝では、まずはKTM X-ボウを使いシューマッハーとグロージャンが対決。マシンをスライドさせてしまったグロージャンに対し、シューマッハーはミスなくフィニッシュ。ドイツが先勝を飾った。
次いでRoCバギーで、ベッテルとオジエが対決。ここでもベッテルが勝利を飾り、ドイツチームが完勝。2007年から続くシューマッハー&ベッテルコンビによる6連覇を達成してみせた。
F1からの引退をすでに発表しているシューマッハーだが、優勝後のインタビューではこのRoCへ継続参戦する意志を示した。「もちろん来年もここへ来るつもりだよ! 当然だろ!?」とシューマッハー。
「僕のラッキーナンバーは7なんだ。だから7連覇を目指してプッシュするよ!」
ROC Nations Cup Highlights 2012