ペイドライバーにならなくても残留できる とニコ

　ウイリアムズが、来季ニコ・ヒュルケンベルグに代わってGP2チャンピオンのパストール・マルドナドを起用することを決め、すでに契約を結んだと報じられている。しかしヒュルケンベルグ自身は、残留に自信を持っている。

　ベネズエラ出身のマルドナドはスポンサーを持ち込める状況にあり、今季末でいくつかのスポンサーを失うウイリアムズにとっては、金銭面においても魅力的な選択肢といえる。

　ブラジルのWarm Up誌は、マルドナドは2011年、ルーベンス・バリチェロのチームメイトとしてウイリアムズに加入することが決定、今月契約が結ばれたと報じている。マルドナドは、国有石油会社であるPDVSAのバックアップを受け、そのスポンサー額は1500万ユーロであるといわれている。

　しかしマルドナドとウイリアムズの契約については両関係者ともにコメントしていない。ヒュルケンベルグは、シートを確保するために資金を探すつもりはないが、それでも自分はウイリアムズに残留できるだろうと、Grande Premioに対して主張している。
「僕はペイドライバーとして見られたくはない」とヒュルケンベルグ。
「以前からそう思ってきたし、これからそうするつもりもない。僕は、才能が重要だと思うし、チームも同じ考えだと期待している」
「両サイドとも関心を持っていると思うので、僕らは今後も一緒にやっていけると確信している。ただチームから公式発表はまだないから、今は僕から話せることはない。僕にとって、そして僕のキャリアと進歩にとってベストなのは、ウイリアムズに残留することだということしか僕には言えない。早ければ早いほどいいが、また道のりは長く、さまざまな困難がある。だから、決定するまで数週間はかかるだろう」