ウイリアムズはニコ・ヒュルケンベルグとの契約延長を迷っていると報じられている。ヒュルケンベルグ自身は、来季チームに残留したいと述べている。
ウイリアムズは今季のルーベンス・バリチェロとヒュルケンベルグのラインナップを引き続き来季も起用するものと見られていたが、日本GPの週末、CEOのアダム・パーは、2011年のドライバーラインナップについて、まだ全く決定に至っていないと発言した。
日本GP金曜記者会見で、パーは、今季最終戦後に行われるアブダビでの若手ドライバーテストで1日はF2選手権のチャンピオン、ディーン・ストーンマンを走らせるがもう1日については決まっていないとし、さらに「来年のドライバーラインナップもまだ決定していない」とコメントした。
ヒュルケンベルグは有力候補かと聞かれ、「もちろんだ」とパーは答え、ドライバー決定が遅れている原因についてはノーコメントとし、まだ発表する段階ではないと述べている。
英autosport.comは、ウイリアムズはバリチェロのチームメイトに、高額のスポンサーマネーを持ち込めるドライバーを起用することを検討していると報じている。候補のひとりとしては、GP2チャンピオンのパストール・マルドナドが推測に挙がっている。
ヒュルケンベルグ自身は、パーの今回のコメントを聞いて不安な気持ちになったかと聞かれ、次のように述べた。
「全く。キャリアを続けていけば、こういう状況にはまた出会うだろう。全く問題ないよ。僕はここで自分の仕事をしているし、自分の仕事には自信を持っている。僕にやれるのはそれだけだ」
「もちろんこのチームに残りたい。彼らにはすごく期待しているんだ。来季は競争力のあるマシンを作れると思うし、このチームはいい状況だ」
「チームに溶け込んでおり、チームの皆やチームメイトのルーベンスとうまくやっている。ここに残れればいいなと思っている」