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F1ニュース

投稿日: 2009.06.26 00:00
更新日: 2018.02.15 13:47

ホッケンハイムでの来季ドイツGPが消滅の危機


 近年財政赤字に苦しんでいるホッケンハイム市が、ドイツGPへの支援を行わないことを決定、2010年の同グランプリの開催が危ぶまれている。

 ホッケンハイムリンクは1970年以降、31回にわたってドイツGPを開催してきた。現在はニュルブルクリンクと交互開催という形をとっており、来年ドイツGPはホッケンハイムに戻ってくる予定だった。

 ホッケンハイムリンクは市にほぼ完全に所有され、資金提供を受けている。しかし市議会関係者が今週会合を開き、現在の不況を考慮し、来年のグランプリを開催しないことを決めた。
 ディター・ガマー市長は、ドイツのメディアに対し、昨年だけで赤字額が600万ユーロに上ったことを認め、「我々はもうプロモーターではない」と述べた。

 しかしガマー氏はF1の商業権所有者であるバーニー・エクレストンと、解決策を見いだすため協議を行っていると見られている。エクレストンは、ホッケンハイムをカレンダーに残したいと希望しており、投資者あるいは新たなプロモーターが現れれば、来季開催の可能性も出てくるだろう。


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