投稿日: 2015.11.16 00:00
更新日: 2018.02.17 11:38
更新日: 2018.02.17 11:38
ホンダ密着:これが実力、セットアップ不足で苦戦
(尾張正博)
ブラジルGPの予選でパワーユニットにトラブルが発生、アタックできなかったフェルナンド・アロンソはコンポーネントを交換。今季12基目のICE、11基目のターボチャージャーとMGU-H、8基目のMGU-Kを投入し、レース審議委員会から予選前までのパフォーマンスが認められて最後尾からスタートした。
しかしアロンソは、なかなか安定した走行ができなかった。「走っていて、ときどき変な感じだった」という。決勝ではシャシーにも、パワーユニットにも問題は起きていなかったのにもかかわらず、なぜ挙動が乱れたのだろうか。ホンダの新井康久F1総責任者は次のように説明する。
「エンジン(ICE)は金曜、土曜と同様のスペック4最新仕様ですが、データの説定はエンジンごとに細かく変えなければなりません。したがって予選後にエンジンを交換すると、それまでに施していたセッティングが使えないというハンデを背負うことになります。もちろん土曜の夜に可能な限り合わせたつもりですが、万全な状態だったとは言えず、アロンソは苦労していたと思います」
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