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F1ニュース

投稿日: 2009.03.24 00:00
更新日: 2018.02.15 12:32

“マクラーレンの遅さ”は本物か見せかけか?


 バーニー・エクレストンは、マクラーレン・メルセデスは実際はそれほど遅いわけではなく、同チームがライバルたちにそう思わせているだけだとほのめかした。

 シーズンオフテストで、MP4-24はほぼ一貫してタイムシートの下位に沈んでいた。問題の中心は空力とマシンリヤ部であると推測されており、チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、開幕戦オーストラリアGPに持ち込むテクニカルパッケージでは上位争いをするのは無理であると認めている。しかしエクレストンは、その言葉を鵜呑みにはしていない。

 イギリスのサンデー・テレグラフ紙に、マクラーレンは本当に深刻な状態だと思うかと問われ、エクレストンは「全くそんなことはない」と答えている。
「彼らがメルボルンで非常にコンペティティブであることが分かるだろう」
「彼らは自分たちが速いということを示す必要は全くなかった。つまりそういうことだ」

 マクラーレンは先週ヘレスで追加のテストを行い、少なくともラップタイムを見る限り、ペースの問題は解決に向かっているように思える。一方、エクレストンは、このテストに参加したブラウンGPについては、テストで見せた速さは本物だと断言した。
「ところで彼ら(ブラウンGP)は人を欺いてはいない」とエクレストン。
「ジェンソンは速さを示している。実際には我々が考えているジェンソンとは違うと考えるような理由はどこにもない。彼はこれまで不運だった」

 一方、F1テレビ解説者、マルク・スレールは、マクラーレンの件に関し、エクレストンの考えには同意していない。
「見せかけなどではない」と彼はspox.comに対してコメントしている。
「彼らは問題を抱えている。間違いなく空力の問題に苦しんでいる」
「メルボルンで彼らが望むような位置にいけたなら、びっくりするだろうね。問題の原因を突き止めることはできるだろうが、それでも突然勝てるマシンになることはないだろう」


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