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F1ニュース

投稿日: 2010.03.08 00:00
更新日: 2018.02.15 18:32

メルセデス苦戦説はロス・ブラウンの“小さな嘘”?


 メルセデスGPのチームボス、ロス・ブラウンは最近、彼のチームは開幕戦に向けて十分に準備が整った状態ではないと発言したが、これは“小さな嘘”であるとの見方をする者も多い。

 ブラウンは開幕戦を直前に控え、メルセデスGPは理想的な状態まで準備が整っているとはいえず、マシンに安定性をもたらすことができていないと述べた。しかしこれに関してニキ・ラウダは、ブラウンは事実をかなり控えめに表現しており、ミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグは開幕戦で強さを発揮するだろうと予想している。
「メルセデスは苦労していて勝利を狙うのは無理だなどという主張は、私に言わせれば控えめな表現だ」とラウダはespnf1に対してコメントしている。

 マクラーレンのジェンソン・バトンも「彼(ブラウン)の言うことを100パーセント信じているわけではない」と発言、チームメイトのルイス・ハミルトンも同意見のようだ。
「彼らみたいに不平をもらして小さな嘘をつくことだってできるけどね」とハミルトンはラ・スタンパのインタビューで述べている。
「今の段階では5チームか6チームが同じぐらいのパフォーマンスレベルでぬきんでているというのが事実だ。これまでF1では見たことがないような状況だよ」

 一方、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロは、今季はフェラーリが最強なのではとの推測を否定している。
「我々はベストではない」とモンテゼモロはスカイ・スポーツに対してコメントしている。
「(レッドブル・レーシング、マクラーレン、メルセデスと並んで)ベストのグループの中のひとつにすぎない。去年我々は他のチームの後塵を拝していた。今はそこから挽回しつつあるところだ」