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F1ニュース

投稿日: 2009.09.11 00:00
更新日: 2018.02.15 15:12

ルノー&ブリアトーレ、ピケ親子に対し訴訟手続きを開始


 ルノーF1チームは11日、チームとマネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレが、ネルソン・ピケ親子に対して刑事訴訟の手続きを開始したことを発表した。

 ネルソン・ピケは、2008年のシンガポールGPで、チームの指示で故意にクラッシュし、チームメイトのフェルナンド・アロンソの優勝に貢献したとFIAに対して主張した。FIAは調査を行った後に、世界モータースポーツ評議会の臨時会合を行うことを決定、ルノーを召集した。
 ルノーチームはこのヒアリングが終わるまではこの件に関してコメントを発表しないと述べていたが、11日に声明を発表し、ピケ親子に対する訴訟手続きを開始したことを明らかにした。

 チームの声明は以下のとおり。
「FIAは、世界モータースポーツ評議会(WMSC)の臨時会合を2009年9月21日に開催することを決定したと発表した。INGルノーF1チームはこの会合に出席し、チームのメンバーがネルソン・ピケJrと共謀して2008年シンガポールGPで故意のアクシデントを発生させ、その結果出動したセーフティカーの恩恵をフェルナンド・アロンソが受けられることを狙ったという申し立てに対して答弁する予定である」
「INGルノーF1チームは、本件に関してFIAが初期調査を行っている間は公にコメントを発表してこなかった。しかし本日、INGルノーF1チームとマネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレ個人は、ネルソン・ピケ・ジュニアおよびネルソン・ピケ・シニアに対する刑事訴訟の手続きをフランスにおいて開始したことを明言したい。この訴訟は、虚偽の申し立てを行ったこと、チームを脅迫してピケJr氏を2009年シーズンの最後までドライブさせようとしたことに関するものである。本件はイギリス警察にも委ねられる」