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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.12.11 00:00
更新日: 2018.02.17 04:51

ル・マンのトラブル詳細も。トヨタがWEC活動報告


 11日、都内でトヨタ・レーシングによる今季WEC世界耐久選手権の活動報告会が行われ、チームの木下美明代表や、村田久武モータースポーツユニット開発部部長が今シーズンを振り返った。

 シーズン5勝を挙げ、マニュファクチャラー/ドライバーの両チャンピオンシップを勝ち獲ったトヨタが今季を振り返るべく開催したこの報告会には、トヨタ自動車の嵯峨宏英取締役・専務執行委員、トヨタ・モーターセールス&マーケティングの高橋敬三シニアディレクター、木下代表、そして村田部長の4名が参加した。

 シリーズ8戦中5勝、そして全戦で表彰台獲得という戦績を残した今季のTS040ハイブリッド。報告会では、木下代表や村田部長が今季を振り返るとともに、新型車両のTS040ハイブリッドついての解説などを行った。

 ただ、シーズンを通して速さを見せ、日本初の世界耐久選手権タイトルを獲得したトヨタだったが、ル・マン24時間では、14時間ほどまでは7号車が優位にレースを進めていたものの、トラブルによりリタイア。序盤にクラッシュして修復に約30分を費やした8号車が最終的には3位を獲得したが、悲願のル・マン制覇はならなかった。

 木下代表も「本当に惜しいレース」と改めて悔しさをにじませた。序盤からレースをリードした7号車に関しては、残り10時間を走りきれば優勝できるという状況で、「ペースダウンの指示が出ていた」中でトラブルが発生したのだという。木下代表は、7号車に起きたトラブルについても詳細に語った。