ル・マン・シリーズ公式テストがスタート。ポール・リカールにビッグネームも集結

　アメリカに続いて、ヨーロッパでもル・マン・シリーズ（LMS）の開幕前の公式テストがスタート。テストが行われるポール・リカールには、今季出場するマシンやドライバーが集結。元F1王者のナイジェル・マンセルをはじめ、ビッグネームが集結した。

　LMSのシーズン開幕前の公式テストには、ル・マン・シリーズのレギュラーを中心にLMP1が7台、LMP2が17台エントリー。LMP2は7台がフォーミュラ・ル・マン用のマシンだ。プロトタイプではシグネチャ・プラスのローラ・アストンマーチン、オレカのプジョー908、ストラッカ・レーシングのアキュラなど、注目のマシンがエントリーしている。

　LM-GTクラスでは、LM-GT1クラスを支えるラルブル・コンペティションに加え、FIA GT1世界選手権に参戦するチームからマテック、マルクVDSがフォードGTで、ヤングドライバーAMRがアストンマーチンDBR9をエントリー。LM-GT2クラスではポルシェ4台、フェラーリが6台。また、名門シュニッツァーがBMW M3 GTをワークスカラーリングで持ち込んだ。

　ドライバーも豪華なメンバーが揃った。今季ビーチディーン・マンセルとして息子グレッグ、レオとともに参戦するナイジェル・マンセルをはじめ、AFコルセからLM-GT2に参戦するジャンカルロ・フィジケラ、ジャン・アレジのコンビも登場。LMP1のオリビエ・パニスとともに、元F1ドライバーたちは仲良く写真に収まった。

　また、LMP1のレベリオン・レーシングで12号車をドライブするニコラス・プロスト、マルコ・アンドレッティにはそれぞれ父アラン、祖父マリオが姿を見せ、息子、孫たちのテストを見守っている。

　今季ル・マン24時間でオレカのプジョー908 HDI FAPをドライブするロイック・デュバルも、スーパーGTテストを終え渡仏。チームに合流している。