7日、モータースポーツファン感謝デーが行われている鈴鹿サーキットで、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの開催概要記者会見が行われた。今季は現状14台がエントリーしているが、今後さらに台数が増える可能性もあるという。
直前にファン感謝デーのイベントとしてフォーミュラ・ニッポンのデモレースが行われ、すでにその際にドライバーは紹介されていたものの、今回の記者発表会では改めて9チーム、14台のエントリーが発表。新たにMOTUL TEAM 無限(井出有治)、KCMG(平中克幸)の参戦が発表された。
冒頭の挨拶では、日本レースプロモーション(JRP)の中嶋悟代表が「今年始めてフォーミュラ・ニッポンマシンが本格的に走行しているのを見て、本当に感動しました。今年も面白いレースを展開していきたい」とコメント。さらにその中で、「現状はまだ申し上げられませんが、一昨年まで活動していた某有名チームが参戦するべく現在調整中です」と今後開幕戦までにさらに台数が増えることも示唆している。
レースの内容、スケジュールとしては、今季は全体的に距離を縮め、200km、220km、230km、250kmというレースフォーマットに。その上で、タイヤ交換の義務づけは開催レースによって異なるシステムを採用している。また、第3戦富士(200km)では日曜日に予選・決勝を開催するというフォーマットを導入。また、最終戦の鈴鹿では2レース制とし、さらに優勝者にボーナスポイントを付与。予選ポール/決勝2連勝で最大18ポイントを獲得できる仕組みを採用した。
レギュレーション面での変更は、これまで決勝レーススタート後にエンジン交換をしたマシンは次大会での10グリッド降格が課されていたが、そのレースで得点を得ることができず、かつ次大会にてエンジン交換をした場合はこのペナルティが必ず課される訳ではなくなったこと、公式予選時に黄旗区間を走行したマシンのタイムが予選結果に反映されないという事項の削除、2レース制における得点配分の変更が加えられている。
なお、今回の記者会見にはチャンピオンであるロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)はル・マン・シリーズのテストに参加するため欠席している。