更新日: 2018.02.16 17:38
ロータス、グロージャンのベッテル攻略失敗を嘆く
ロータスは、ロメイン・グロージャンの初優勝の望みがレース中のペナルティではなく、セバスチャン・ベッテルによって失われたと考えている。
ハンガリーGPの予選で3番グリッドを獲得したグロージャンは、決勝レース序盤もハイペースで周回を重ね、先頭のルイス・ハミルトン、2番手を走るベッテルとともに優勝争いを繰り広げていた。
しかし、最初のピットストップでポジションを上げることができなかったグロージャンは、その後、ジェンソン・バトンを抜きあぐねるベッテルのペースにつきあわされる形となり、先頭のハミルトンから徐々に遅れをとった。
チームは、グロージャンをベッテルの前に出すために戦略を微調整したが、最終的にはフェリペ・マッサへのオーバーテイクでドライブスルーペナルティを受けてしまい、優勝争いから脱落した。
チームボスのエリック・ブーリエは、もしグロージャンがクリーンな視界で走ることができていれば、レースの結果が異なっていたと考えている。
「そうだ、もっと良い結果が得られたはずだ。正直、レース序盤にベッテルの後ろでスタックするとは思っていなかった」
「その後、ロメインの勝利のチャンスは失われていった」
ブーリエは、グロージャンの短い第2スティントがベッテルを追い抜くための別の方法だったと明かしたが、バトンの後ろで遅れをとったことで、作戦は成功しなかったと分析している。
「タイヤには、スティントの幅を変更するだけの柔軟性があることを理解していた」
「だが不運にも、ピットストップは期待したよりも長かったし、バトンの後ろでスタックしてしまった」
6位でレースを終えたグロージャンは、バトンとの接触に関しても20秒のタイム加算ペナルティを受けている。