ヴァージンがピックの契約を発表。フランス人復活

　ヴァージンは27日、フランス人ドライバーのシャルル・ピックと2012年のドライバー契約を結んだことを発表した。

　今月始め、アブダビで行われた若手ドライバーテストにヴァージンから参加したピックは、2012年の有力なドライバー候補に挙げられていた。
　彼は、過去2シーズンをF1直下のGP2で過ごしてきたが、来季はマルシャを名乗るチームでジェローム・ダンブロジオに代わってティモ・グロックのチームメイトを務めることになった。

「マルシャ・ヴァージン・レーシングでF1にステップアップすることができて非常にうれしく思っている」とピックは語っている。
「ドライバーとして、次の機会の準備ができていることは常に感じていたが、先週のアブダビはタフなテストだった」
「チームは新しいことを学ぶために素晴らしい機会を与えてくれた。だがそれは、彼らに深い印象を与えなければならなかったんだ。いい仕事ができる準備が整っていることを彼らに示さなければならないだろうことは分かっていた」

「僕は自分のパフォーマンスに満足したし、チームも明らかにそうだったと思う。非常にいいスタートだが、これはまさに始めの一歩に過ぎない。この先には今回与えられたチャンスに報いるためのハードワークが待ち受けているんだ」

　ピックは、フルタイムのドライバーとしては、2008〜09年にトロロッソから参戦したセバスチャン・ブルデー以来のフランス人となる。