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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.05.27 00:00
更新日: 2018.02.17 08:19

世界ラリークロス第4戦:ソルベルグが今季2勝目


 世界ラリークロス選手権は24日、イギリスのリッデンヒル・サーキットで第4戦のファイナルが行われ、14年王者のペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)がマティアス・エクストローム(アウディ・ST1 EKS)との接戦を制し、今季2勝目を飾った。

 23日に行われたヒート1、2で圧倒的な速さをみせたソルベルグは、24日のセミ・ファイナル1でもトップチェッカーを受け、ファイナルのポールポジションを獲得。フロントローには、セミ・ファイナル2で勝利したエクストロームがつけた。ファイナルには加えて、ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR WRX)、アンドレアス・バッケルド(フォード・フィエスタST)、レイニス・ニッティス(フォード・フィエスタST)、ガイ・ウィルクス(ミニRX)が出場した。

 迎えたファイナルで好スタートをみせたソルベルグは、トップで1コーナーへ進入。フロントローからスタートしたエクストロームは、1周目に1コーナー奥に設けられたジョーカーポイントへ向かい4番手へ後退。代わってクリストファーソンが2番手に浮上し、3番手にはニッティスがつけることとなった。

 ニッティスがジョーカーポイントをクリアするタイミングで、エクストロームが3番手に浮上したほかは大きな順位変動もなくファイナルラップへ。ここで首位のソルベルグと2番手クリストファーソンはジョーカーポイントへ向かっていく。

 ミスなくジョーカーをクリアしたソルベルグだが、猛プッシュし3.7秒のギャップを詰めてきたエクストロームが後方に迫り、テール・トゥ・ノーズの状態へ。しかし、ソルベルグは慌てることなくエクストロームを抑えきりトップチェッカー。今季2勝目、世界ラリークロス通算7勝目を飾った。ソルベルグに0.4秒差まで詰め寄ったエクストロームが2位表彰台を獲得。3位にはポイントランキング2番手のクリストファーソンが入っている。

 レース後、ソルベルグは「素晴らしい週末だったよ。天気にも恵まれて、たくさんのファンに激しいバトルをみせることができたからね」とコメント。

「午前中はエンジンにトラブルがあったけど、セミ・ファイナルまでには修復できた。最後のマティアスとのバトルはタフだった。プッシュしすぎて、タイヤをパンクさせてしまったよ」

「チームメカニックのほとんどがイギリス出身なんだ。だから、ここでの勝利は僕だけでなく、チームのみんなにとっても特別なものなんだ」

 世界ラリークロス選手権第5戦ドイツは、6月19日~21日に開催される。