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F1ニュース

投稿日: 2009.03.31 00:00
更新日: 2018.02.15 12:37

今季アブダビの代わりにカナダGPが復活?


 カナダGPは、レースオーガナイザーとF1商業権を握るバーニー・エクレストン側との間で金銭面の問題から2009年F1カレンダーから脱落したが、アブダビGPの代わりに急遽行われることになるのではとの推測が浮上している。

 エクレストンは、カナダGPのレースプロモーターが過去のグランプリにおける料金の一部を支払っていないと主張していた。今年カナダGPがなくなったことで、北アメリカにF1が訪れないという、過去50年以上にわたってなかった事態となり、北アメリカを重要なマーケットとしているマニュファクチャラーにとっては打撃となった。

 しかしながらその後は、オーガナイザーとエクレストンの両者が、人気の高いこのイベントを開催することに関心を示している。その機会は思ったより早く訪れるかもしれない。
 開幕戦オーストラリアGPのパドックで、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットの建設作業が遅れているというウワサが流れた。このプロジェクトには4億ドルの予算が立てられているものの、世界的な景気後退により、11月1日のグランプリまでに工事が完了しないのではないかとの推測もある。

 しかしモントリオール市長、ジェラルド・トレンブレーは、そういう話は聞いていないと語り、カナダGPが2009年に1年だけ復活することはないと断言した。
「我々はそういった可能性について知らされていないし、このレースの開催をF1側から依頼されてもいない」という彼のコメントがカナディアン・プレスとモントリオール・ガゼットに掲載されている。
「(カナダGPの)2011年あるいは2010年の復活について、バーニー・エクレストンと話はしている」
「だが、準備ができないサーキットがあるため2009年に戻ってほしいと言われれば、我々としても交渉するつもりはある。(しかし)ひとつはっきりさせなければならないことがある。1シーズンか2シーズンに関して、(カナダ)グランプリにお声がかかるのであれば、我々はやるつもりはない。2009年限定であればね。我々の支払い能力が尊重されるような長期計画を望んでいるのだ」


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