投稿日: 2010.08.30 00:00
更新日: 2018.02.15 21:56
更新日: 2018.02.15 21:56
元フェラーリのステップニーがGT-Rプログラムで昇進
(オートスポーツweb)
元フェラーリのエンジニアで、2007年のスパイゲート事件に関与したとされるナイジェル・ステップニーが、このほどFIA GT1シリーズに参戦するスモーパワーGTのチームマネージャーに就任した。
ステップニーは、2007年に当時マクラーレンのチーフデザイナーだったマイク・コフランにフェラーリの機密文書を渡したという、いわゆるスパイゲート事件の張本人のひとりで、後にフェラーリを解雇された。
この事件は今もF1を揺るがした史上最大のスキャンダルとして記憶されており、この年マクラーレンはコンストラクターズポイントをすべて剥奪されたほか、1億ドル(当時約115億円)の罰金を科されている。
スモーパワーGTがFIA GT1参戦をスタートさせた時からチームに在籍しているステップニーは、週末のニュルブルクリンクからチームマネージャーに昇進。今シーズン残りのラウンドを通してチームを率いることになった。彼はGT-Rがシリーズへの関与を開始した2009年からニッサンGT-RのFIA GTプログラムに関係し、昨年はギガウェーブ・モータースポーツに参加した後、今年1月からスモーパワーに加わっている。
ステップニーは、「私にとってGTプログラムは新しいチャレンジなので、チームマネージャーのオファーを受けたことをうれしく思っている」と語っている。